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大阪府立中央図書館で「アート魚拓」展示 海外も注目、日本独自の文化

大阪府立中央図書館で「アート魚拓」展示 海外も注目、日本独自の文化

東洋魚拓 拓正会会長の松永正津さん

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 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで1月5日、東洋魚拓 拓正会が制作した「アート魚拓」の展示が始まった。

迫力ある直接法のアート魚拓が並ぶ

 釣り上げた魚の大きさを記録するために始まった「魚拓」。現存する最古のものは1839(天保10)年までさかのぼることができ、現在では日本独自の文化として海外でも注目を集めている。「色付き魚拓」といわれていたものは昭和初期ごろから「アート魚拓」「美術魚拓」と呼ばれるようになったという。

 魚拓には、魚に墨や絵の具を塗り、紙や布を置いて拓す「直接法」と、魚に紙や布を置き、その上からたんぽに付けた墨や絵の具をたたいて色付けする「間接法」があり、間接法は時間をかけて制作することができるが、直接法は30分以内でなければ絵の具が乾いてしまい写すことができず、湿度や天候などにも左右される。同会ではアクリル系の水彩絵の具を使った直接法の技法を用い、「背景を入れたり紙をはがした後に色を加えたりするとそれは絵になってしまう」と、目玉以外は一切加筆・修正を加えない、2枚と同じものに出会えない魚拓の研究・制作を続けている。

 釣り好きだったという同会会長の松永正津さんは1961(昭和36)年に直接法魚拓を始め、1977(昭和52)年に同会を設立。日本画を教える傍らアート魚拓の教室を大阪市西淀川区で開いている。1984年には「カラー直接魚拓法」を出版、1991年にはビデオを出版し、1994年には韓国で講演と実演会、作品の特別出品を行う。書籍やビデオは中国でも出版され、現地の市や観光協会から招聘(しょうへい)され講習会や作品展なども行っている。

 今回は、同会の会員作品45点を展示。カシオが次世代3D印刷技術を用い、松永さんの作品を世界で初めて立体化した「カシオアート『魚拓』」や、2014年に第66回全国カレンダー展で金賞と経済産業省商務情報政策局長賞を受賞した魚拓カレンダーなども展示する。

 「自分で色を選び、魚自体に絵を描いて創作するのが直接法の魚拓の楽しさで、加筆・修正したくなるところが良さ。絵で描けない、写真で表現できない迫力を感じてもらいたい」と松永さん。

 同館での体験会は定員に達したが、2月6日・7日に大阪南港インテックス大阪で開催される「フィッシングショーOSAKA2016」でも体験教室を開く。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。毎週月曜・第2木曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。今月17日まで。

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