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東大阪・八戸ノ里の「串かつちとせ」が移転15周年 商品開発やイベントに意欲

店主の田中裕之さん

店主の田中裕之さん

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 近鉄奈良線八戸ノ里駅近くの「串かつ ちとせ」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6728-3332)が5月6日、移転オープンから15年を迎えた。

串かつ10本コース

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 1949(昭和24)年、新世界でオープンした同店。現店主の田中裕之さんが会社員を辞めて店を継ぐタイミングに合わせ、実家のある東大阪に移転。2008(平成20)年から現在の場所で営業している。

 串かつは、牛肉、どて焼き(以上1本121円)などの肉類、玉ねぎ(121円)、アスパラ(242円)など野菜類、キス(187円)、大エビ(550円)など魚介類、そのほか、ハムカツ、チーズ(以上187円)など、30種以上の定番メニューと季節メニュー、一品料理、ご飯ものをそろえる。

 コースは、10本コース(2,310円)、15本コース(2,970円)、串かつ5本とソフトドリンクをセットにした「お子さまセット」(小学生まで、990円)を用意する。1階はカウンター席とテーブル席を合わせて24席、2階は15席を設ける。

 2015(平成27)年には、ウスターソースをベースにした甘めのオリジナルブレンドソースを商品化し、「串かつちとせ 秘伝のソース」(500ミリリットル=648円)として土産店やスーパーなどで販売を開始。コロナ禍の昨年3月には、同店のどて焼きに使う白みそだれとオリジナル串かつソースを使ったレトルトカレー「串かつちとせ こってりどてやき牛すじカレー」(486円)を発売した。今年2月には、同店の従業員が布施にのれん分け店をオープンした。

 「15年前は夜の人通りが少なくて、お客さん来てくれるかなという感じだったが、商店街のイベントやバルイベントをして、知ってもらって来てもらえるようになった。文化創造館ができて、マンションも3棟建ち、街に新しい人が流入してきている」と田中さん。「15年はあっという間で、知り合いもできたし、お客さんにもたくさん来てもらった。舞いあがれ東大阪のポスターにも顔を載せてもらって、広く知ってもらえた」と振り返る。

 今後について「4年間、なのはなバルをしていないので、来年には飲食イベントを開きたい。今年はのれん分けをしてモデルができたので、夢を持っている人、独立したい人を受け入れて増やしていけたら。カレーを発売して好評なので、商品開発もして、もっと知ってもらって細く長く続けていけたら」と意欲を見せる。

 移転15周年と田中さんの5月31日の誕生日を記念して、5月30日・31日の2日間、10本コースを1,650円で提供する。店内飲食のみ。「ぼちぼち予約も入っているので、できれば予約をしてほしい」と田中さん。予約は電話で受け付ける。

 営業時間は17時~23時。月曜、第3火曜定休。

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