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東大阪・西岩田のコンビニ店長が特殊詐欺を未然防止 河内警察署が感謝状

(左から)大谷等河内警察署長、セブン-イレブン東大阪西岩田3丁目店店長の坂上猛さん、南久雄河内警察副署長

(左から)大谷等河内警察署長、セブン-イレブン東大阪西岩田3丁目店店長の坂上猛さん、南久雄河内警察副署長

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 大阪府河内警察署が4月18日、架空料金請求詐欺の被害を未然に防いだセブン-イレブン東大阪西岩田3丁目店(東大阪市西岩田3)に感謝状を贈った。

大谷河内警察署長からセブン-イレブン東大阪西岩田3丁目店の坂上猛さんに感謝状が贈られた

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 店長の坂上猛さんによると、4月4日深夜に70代くらいの男性が来店し、アップルギフトカードの売り場を尋ねて8万円分のギフトカードを購入しようとしたため、坂上さんが使い道を尋ねたところ、「パソコンがウイルスに感染し、支払わないと修理をしてもらえないと答えた」という。

 不審に思った坂上さんが話を聞くと、男性は「パソコンの画面にウイルスに感染したと表示され、記載のあった番号に電話をしたら外国人風の人が出た」と話したため、男性に待ってもらって河内警察署に通報。「男性自身も少し疑っていたが、自分は詐欺には引っかからないだろうとも言っていた。深夜だし、修理急ぎますかなどと話をしながら時間を稼ぎ、警察が来るのを待った。詐欺の疑いがあることを分かってくれるまでは速かった」と振り返る。男性が電話を切らずにカードを買いに来ていたため、警察官が男性と一緒に家に向かった。

 坂上さんは「この前、44万円を払ったら1億円もらえるのでカードを買いたいという人がいたので警察に通報し、警察が到着するまでの間、話をしたが、買わせてもらえないならほかのコンビニに行くと言って去ってしまった。そのことがあったので気を付けようと、スタッフにも話をしていた」と振り返る。

 感謝状を受け取った坂上さんは「詐欺を防ぐことができてよかった。カード自体が何かを分かっていない人やカード売り場が分からない人には、何に使われますかと聞くようにしている。今後も声かけは積極的にしていきたい。今回の男性は独り暮らしで、相談できる人がそばにいなかった。分からなければ店員に聞いてくれていいので相談してほしい」と話す。

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