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近鉄が新型一般車両「8A系」公開 奈良線などで10月7日運行開始

新型一般車両「8A系」外観

新型一般車両「8A系」外観

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 近畿日本鉄道(大阪市)が9月20日、新型一般車両「8A系」を公開した。

先頭部分は八角形の形状

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 車内の扉付近には、ベビーカーやスーツケースなどの大型荷物を持った人が周囲に気兼ねなく座れるスペース「やさしば」を1両当たり2カ所設置。同スペースには、スーツケースやキャリーバッグのキャスター1輪が引っかけられるストッパーを設置しており、荷物を横に置いて座ることもできる。各車両には1カ所、同スペースとは別に車いすスペースを設ける。

 シートは、混雑状況に応じてロングシートとクロスシートを切り替えることができるL/Cシートを設置。1両の中で、ロングシートとクロスシートを混在して配置することもできる。扉付近の乗客とシートに着席する乗客の間には、互いに気を遣うことがないよう大型の仕切りを設置し、冷房能力を向上させた空調機器の採用、扉の開閉に連動した空調制御の導入、車内温度センサー増設によるきめ細やかな車内温度調整など、車内の快適性向上を図った。

 外観は、赤と白のツートンカラーで近鉄らしさをアピール。先頭は八角形の形状が特徴。技術管理部課長の喜多陽平さんは「新しい塗り分けや八角形の形状で、近鉄ということが分かりながらも、新しい電車と感じてもらえるのでは」と話す。

 8A系は10月7日から、奈良線、京都線、橿原線、天理線で運転を行う。来年度には、大阪線、名古屋線、南大阪線にも導入する方針という。

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