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大阪府立中央図書館で「本のPOP」作品展示 中高生から1016点集まる

高校生の部の作品

高校生の部の作品

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 「第17回あなたのおすすめ 本のPOP広場」の応募作品が現在、大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーに展示されている。

高校生の部はイラストや文章が多い

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 「読んだ本の素晴らしさを表現し、伝える力」「本を読みたい気持ちにさせる力」を活用し、多くの人に本の素晴らしさを伝え、読書するきっかけをつくろうと2007(平成19)年に始まった同企画。応募資格は中学生・高校生と相当年齢の人で、漫画や新聞、雑誌、電子書籍を除く図書を対象に、ほかの人に薦めたい本のオリジナルPOPを募集した。

 同館総務企画課の後藤理恵子さんによると、今年は昨年より応募が多く、中学生の部700作品、高校生の部316作品が集まったという。POPのサイズはA6判からA5判。後藤さんは「中学生・高校生共通して視覚に訴える作品が多い。中学生は立体作品が多く、高校生は文字や言葉でもしっかり伝えている」と話す。

 題材に選ばれている書籍は「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」「変な家」など、映画化された小説が多く、例年通り、湊かなえさんや東野圭吾さんの小説も目立つ。「人間失格」「山月記」「星の王子さま」「アルジャーノンに花束を」を題材に選んだ作品も昨年に続き、多く見られた。会場では、題材となった書籍156冊を関連図書として並べる。「同じ年代のYA(ヤングアダルト)世代にPOPを見てもらって、読んでみたいと手に取ってもらえたら」と後藤さん。

 選考では、中学生の部と高校生の部の2部門に分けて入賞作品を決定。同館職員が実際に手に取って読んでみたいと思える作品を一定数選ぶ1次審査の後、4人の外部審査員が2次審査を行い、4つの賞を選考する。2次審査の後には、同館YAチームがYA特別賞を選考する。

 入賞作品は11月1日から会場内に掲示する。11月23日は表彰式を行う。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。10月28日、11月5日休館。11月10日まで。

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