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東大阪・吉原公園で3世代交流イベント 落ち葉を集めてワークショップに参加

アート体験(昨年の様子)(写真提供=一般社団法人アトリエスタ)

アート体験(昨年の様子)(写真提供=一般社団法人アトリエスタ)

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 東大阪中央ロータリークラブ桜植樹20周年記念イベント「第2回東大阪三世代ふれあいまつり」が4月27日、吉原公園(東大阪市川田3)で開かれる。

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 同ロータリークラブは2005(平成17)年から、6園の公園で構成する東大阪市緩衝緑地公園に桜を植樹。公園内の桜の木は育ち、春には地域の人が花見に訪れるなど地域に親しまれる公園になったが、桜の木が成長することで落ち葉が多くなるという課題が生じていた。アートと子どもをつなげる教育・知育をベースとした地域デザイン事業を展開する、一般社団法人アトリエスタ(大阪市)は、地域の大人と子どもたちが一緒に落ち葉を拾い、その落ち葉をチケットに交換して遊ぶことができるイベントを企画。昨年は試験開催と位置付けて吉原北公園で行い、約200人が参加した。

 2回目となる今年のイベントでは、アート系専門学校生や卒業生、福祉・教育系に従事するボランティアスタッフ、近隣在住のクリエーター、若手アーティストがワークショップを運営する。アトリエスタ代表理事の片岡伸治さんは「ほぼボランティアスタッフで運営することで、将来的な地域住民による地域活動としての編成づくりを目指している。学生やアーティスト、地域児童施設に通う学生・児童がイベントという地域社会への広場づくりに参加することで、表現する機会、交流する機会の創出を目的としている」と話す。

 ワークショップは、野菜スタンプで作るエコバッグや拾った葉や花で作る感光写真教室、家の中のもので作るスライム理科実験教室、ペイント体験、車いす体験など。専門分野を学ぶ学生や若い人たちが伝えたい、SDGs、エコロジー、福祉、アートに主眼を置き、ワークショップを運営する。

 小学生以下の参加者は、家庭用ビニール袋いっぱいの落ち葉や花びらを拾ってチケットと交換し、ワークショップの参加や菓子・ドリンクと交換ができる。昔のおもちゃ体験など無料で遊べるコーナーも用意するほか、消防車両の出動・消火、AED体験や、音楽ライブなども展開する。

 片岡さんと理事の西田順治さんは「子どもたちが主役の一日。東大阪中央ロータリークラブが吉原公園に桜を植樹してから20年が経過し、木は大きく育った。そして今の子どもたちがその落ち葉や花びらを拾って遊ぶことができる。楽しい体験型のお祭りを開催するので参加してほしい」と呼びかける。

 開催時間は11時~16時。入場無料。雨天中止。

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