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東大阪でグリコおまけデザイナー・宮本順三さん生誕100年展 「サーカス」テーマに

宮本順三生誕100年企画展第2弾「ZUNZOの大サーカス」

宮本順三生誕100年企画展第2弾「ZUNZOの大サーカス」

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 近鉄奈良線・八戸ノ里駅前の宮本順三記念館「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)で現在、宮本順三生誕100年企画展第2弾「ZUNZOの大サーカス」が開催されている。

さまざまな国のサーカスをモチーフにした人形を展示

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 1935(昭和10)年にグリコに入社し、広告課「おまけ係」として世界の玩具を参考におもちゃデザイナーとして活躍した宮本さん。同館では、宮本さんがデザインした約3000種のおもちゃの一部や、おもちゃ作りの参考に海外で買い集めたおもちゃなどのコレクションを企画展示している。

 2015年4月1日に生誕100年を迎え、昨年は宮本さんの生涯をすごろくで表現した展示を企画。引っ越しや中学時代、結婚など人生の節目の出来事をグリコのおまけで表した。

 今年は第2弾として、世代を超えて子どもから大人までが思い出を持つ「サーカス」をテーマに、ヨーロッパのクラウンや中国の雑技団をモチーフにしたものなど、世界各地のサーカスを表現したおもちゃや人形などを並べる。

同館で月に2回開く工作教室で子どもたちが作った作品や、手作りボランティアが作った折り紙、折り刃式カッターを製造する「オルファ」相談役の岡田三朗さんが作った紙切り作品とともに展示した。

 併設するギャラリーでは、画家としても活躍した宮本さんが描いた山の作品8点を展示。旅行などで訪れたグアテマラの山やエベレストを描いた作品が並ぶ。

 同館では、宮本さんが旅先で描いた日記やスケッチが多数残されていることから、スケッチや写真、絵手紙などを、足跡をたどりながらまとめた生誕100年記念の記念誌「ぼくは100さい」を製作。販売はしていないが、同館で閲覧できる。

 5月5日には、子どもの日のおもちゃづくりイベント「鯉の滝のぼり作り」を開催。プログラムは、企画展の見学と「おはなし会『竜になった小さな鯉』」、鯉が滝を上るからくりおもちゃ作りで、参加費は500円(入館料別途)。

 事務局の磯田武士さんは「世界のおもちゃが集まっているところはあまりない。少しでも触れてもらえれば」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は10時~17時。入館料は、大人=500円、中・高生=300円、4歳~中学生=200円。4月・5月は月曜・金曜定休。4月29日、5月4日休館。

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