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鴻池新田会所で「鴻池銀行グッズ」展示 明治・大正期の帳場道具など40点

コーナー展示「蔵出し 鴻池銀行グッズ」

コーナー展示「蔵出し 鴻池銀行グッズ」

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 国指定史跡・重要文化財の鴻池新田会所(東大阪市鴻池元町、TEL 06-6745-6409)本屋で6月18日、コーナー展示「蔵出し 鴻池銀行グッズ」が始まった。

両替てんびんや銭升などを展示

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 江戸時代に鴻池家が開発した新田の管理・運営を行っていた同施設。江戸時代には両替商も始めており、明治時代の創業から大正時代に現在の三菱東京UFJ銀行 鴻池新田支店のある場所に移転するまで、同施設内の居宅で「鴻池銀行」を営んだ。鴻池銀行は1933(昭和8)年に山口銀行、三十四銀行と合併。三和銀行が設立された。

 展示スペースの入り口には、「鴻池銀行出張所」と書かれた看板を掲げ、はんてんをつなぎのれん風につるす。江戸時代の商家のように展示したコーナーには、江戸時代から使用されていたという両替てんびんや十六進数そろばん、硬貨を数えるための銭升、切手盆などの帳場道具が並ぶ。

 鴻池銀行の前身の「第十三国立銀行」と書かれた、従業員の仕出し弁当を入れる器や金庫、手提げ金庫のほか、ショーケースにはさおばかりや分銅、創業当時の三和銀行の名簿などを展示する。

 学芸員の別所秀高さんは「鴻池銀行が今の三菱東京UFJ銀行につながっていることを知らない人が多いので知ってもらいたい」と話す。

 開館時間は10時~16時。入館料は、大人=300円、小・中学生=200円。月曜・祝日の翌日休館。7月18日まで。

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