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東大阪・旧河澄家で「祭礼展」 ミニチュア布団太鼓で祭り文化伝える

ミニチュア布団太鼓を展示

ミニチュア布団太鼓を展示

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 東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で10月6日、企画展「祭礼展-東大阪のお祭り文化をミニチュアで伝える-」が始まった。

芝地区のミニチュア布団太鼓

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 石切劔箭(つるぎや)神社(東石切町1)で10月21日・22日に執り行われる秋季大祭に合わせて開く同展。2回目を迎える今回は、「東大阪の祭り文化を学んでいただき、それに関わる人々の情熱や熱意を感じてもらいたい」と、コレクター・大宮顕秀さんの所有するミニチュア布団太鼓(大宮コレクション)を中心に、地元で「おいため」と呼ばれる、夏季大祭で使用される大幣のミニチュアや写真、映像などをそろえた。

 河内・泉州地方や兵庫県播磨・淡路周辺の祭りでは、布団だんじり、布団みこし、布団屋台などとも呼ばれる太鼓台・布団太鼓が担がれ、同神社の氏子地区の太鼓台には「淡路型」「大阪型」がある。「大阪型」は彫り物が中心で飾りが少なく、シンプルなのが特徴。河内地方の太鼓台は、太鼓台の四隅にちょうちんがつり下げられていたり、太鼓の上部に巻物をつるしたりするなどの特徴がある。

 同展では、同神社や枚岡神社氏子地区のミニチュア布団太鼓や、大阪型上だんじり、岸和田型下だんじりのミニチュア10台を展示。今年の夏季大祭の写真パネル展示や昨年の秋季大祭のDVD上映、だんじりの彫り物や刺しゅうを手掛ける職人の作品展示などを展開する。

 同神社には、芝、植附(うえつけ)、日下(くさか)、辻子(ずし)の4つの氏子地区があり、夏季大祭では4年に1回の輪番制で太鼓台を出す。太鼓台を出す地域は舁番(かきばん)と呼ばれ、秋季大祭では舁番以外の3地区の氏子が太鼓台を出すため、4地区の太鼓台が同時に出ることはない。

 「布団太鼓は地区ごとに飾りが違う。4地区の布団太鼓がそろうことはないので、この機会に見比べてもらいたい」と、同館統括責任者の堀木昌彦さん。

 15日には、ペットボトルを使ったみこし作りや縁日、かまどで焼いたサツマイモの振る舞いなどを行う「旧河澄家の秋祭り」を開催。定員は40人。参加無料。電話またはホームページで申し込みを受け付ける。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館無料。今月23日まで。

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