東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で来年1月22日、改修前のスタジアムを見学するツアー「花園ラグビー場ありがとうイベント」を開催する。市では現在、同ツアーの参加者を募集している。
1929(昭和4)年に国内初のラグビー専用グラウンドとして開場した同ラグビー場。1963(昭和38)年からは全国高校ラグビー大会の会場になり、高校ラガーマンの「聖地」として知られる。1992年の改修工事で現在の姿になり、昨年4月1日には近畿日本鉄道が東大阪市に土地を売却し、施設を譲渡した。
市では、ラグビーW杯2019開催に向け大改修を計画。座席数は、1万9213席のベンチシート(立ち見席合わせ3万席)をセパレート式座席に変更し、改修後は2万4800席を設置。大型映像装置やナイター設備の設置、国際大会の基準に合わせた諸室の改修を順次行う。来年2月ごろ着工し、2018年中の完成を見込む。
市では、「改修前のスタジアムを見学してもらい『記憶』と『記録』に残してもらおう」と、スタジアムツアーを企画。日ごろは入ることができないグラウンドや国際試合で選手が使用するロッカールーム、貴賓室、記者席などを見学し、参加者全員で記念撮影し、交流会を行う予定。
開催時間は13時~16時。料金は500円(小学生以下無料)。定員100人(小学生以下は保護者同伴)。往復はがき、メール、市ウェブサイトで申し込みを受け付け、抽選を行う。申し込み締め切りは来年1月10日。