特集

大阪・関西万博で「花園近鉄ライナーズ×スクラム・ユニゾン」コラボイベント

  • 2

  •  

 東大阪市花園ラグビー場を本拠地とするジャパンラグビーリーグワンの「花園近鉄ライナーズ」(以下、ライナーズ)と、海外から来日するラグビー選手やファンを、国歌を歌ってもてなす活動をする「スクラム・ユニゾン」が10月5日、大阪・関西万博会場内のサンセット・ビアテラスでコラボイベントを開催した。

 「万博会場で何かやりたい」と考えていた両者。共通の知人の紹介で、万博会場内でイベントができることになり、ミュージシャンでスクラム・ユニゾンプロジェクトメンバーの村田匠さんの弟・毅さんが現在、ライナーズでコーチを務めていることなどから、両者のコラボイベントが実現した。

 イベントの企画はスクラム・ユニゾンが担当し、ラグビー体験会、選手の一日店員イベント、外国人選手とスクラム・ユニゾンのトークショーとした。

パスターゲット

 ラグビー体験会では、穴を目がけてラグビーボールを投げるパスターゲットと、選手やスタッフがリフトするラインアウト体験を用意。体験が始まると、「やってみたい」とすぐに列ができ、子どもも大人もラグビー体験を楽しんだ。

ラインアウト体験

 一日店員イベントでは、会場内のキッチンカーで2,500円以上の購入客にライナーズの選手との写真撮影、直筆サイン入りミニボールのプレゼントなどの特典を用意。会場には、ライナーズのジャージーやグッズを身に着けたパッセンジャー(ライナーズファン)も駆けつけ、選手との触れ合いを楽しんだ。

ミニボールにサインをしてプレゼント

 ライナーズの外国人選手とスクラム・ユニゾンのトークショーには、フィジー出身のサナイラ・ワクァ選手、オーストラリア出身のウィル・ハリソン選手、トンガ王国出身のラタ・タンギマナ選手が登場。村田さんは「ワクァ選手は日本代表選手にも選出されたことがあり、2019年パシフィックネーションズカップの日本vsフィジーの試合では、両国の国歌をスクラム・ユニゾンが歌った。2年後のワールドカップはオーストラリアで開催されることから、オーストラリアの選手を選ぶなどした」と話した。

 トークショーでは、それぞれの国の文化や国歌、名物料理、日本でのエピソードなどについてトークを展開。各選手とのトークの最後には、選手の母国の国歌を練習し、ビアテラスの利用客と一緒に歌った。

トークショーに出演したサナイラ・ワクァ選手

ウィル・ハリソン選手

ラタ・タンギマナ選手 

 トークショーに出演したラタ・タンギマナ選手は「前に立ってしゃべるのが苦手で好きではないが、国歌を歌わせてもらい、話ができて良かった」とはにかんだ。ライナーズの担当スタッフは「ラグビーを知らない人にラグビーの魅力を伝えることができて良かった。ラタはシャイだが、グラウンドに立ったらすごいプレーをするので、ギャップを見に花園に来てほしい」と話す。

 村田さんは「普段のイベントはラグビーファンが多く、今日はほとんどいなかったが歌ってくれて良かった。(海外の国の国歌を)歌うきっかけがないから歌わないが、意外と歌えるもんだと感じてもらえたと思う。これからも国歌を通して世界の国とつながっていきたい」と話す。

サンセットビアテラスの利用客とともに各選手の母国の国歌を歌った

花園近鉄ライナーズ
https://hanazono-liners.jp
スクラム・ユニゾン
https://www.scrumunison.com
  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース