ラグビーワールドカップ2019日本大会開幕30日前の8月21日、市花園ラグビー場で試合を行う国を紹介するパネル展「ラグビーワールドカップ2019 7つの国へ会いに行こう」が東大阪市役所1階ロビーで始まった。
9月20日に開幕するラグビーワールドカップでは、アメリカ、アルゼンチン、イタリア、ジョージア、トンガ、ナミビア、フィジーの7カ国が花園ラグビー場で試合を行う。ワールドカップを来月に控え、「アメリカ、イタリアは知っている人も多いと思うが、なじみのない国もあるのでこの機会に7カ国を一挙に展示して知ってもらおう」と、人権文化部文化国際課が企画した。
パネルでは、各国の面積や人口、首都、言語などの概要や、気候、国旗について解説。各国の領事館や大使館、JICA青年海外協力隊が提供する写真パネルと合わせて、食文化や観光地、暮らしを紹介する。花園ラグビー場で2試合に出場するトンガの紹介ブースでは、近鉄ライナーズアンバサダーで、同大会でトンガ代表のリエゾンを務めるトンガ出身のタウファ統悦さんから借りた民族衣装や「カヴァ」と呼ばれる飲み物を飲む時に使用する器を展示。民族衣装やカヴァを使用する儀式についても解説する。
ジョージアは諸説あるがワイン発祥の地とされ、黒海に臨む港湾都市のバトゥミや5000メートル級の山々がある地に14世紀に建てられたゲルゲティトリニティ教会などの写真パネルを展示。アフリカ南西部に位置するナミビアのコーナーでは、ナミブ砂漠や野生動物のほか、ナミビアの人々の暮らしを紹介。フィジーのコーナーでは、市場の様子や伝統工芸、食文化などを伝える。会場中央には3.5メートル×4メートルの世界地図を展示し、各国の位置が分かるようにした。
文化国際課のコントレラス美智子さんは「大きな地図の上で遊びながら各国の場所を知ってもらい、写真などを見て文化を知ってもらいたい。ラグビーワールドカップを盛り上げる手伝いになれば」と話す。
開催時間は9時~17時30分(24日は12時まで、28日は15時まで)。日曜閉庁。8月28日まで。