「モノづくりのまち東大阪」の魅力を発信する「東大阪産業フェア2019」のメインイベントが9月21日・22日、近鉄布施駅周辺で開かれた。
ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催地の一つとして注目を集める時期に合わせ、「モノづくりのまち東大阪」を発信しようと企画した同フェア。台風の接近により開催が危ぶまれたが、天候に恵まれ2日間ともほぼ全プログラム開催した。
近鉄布施駅北口交通広場では、「モノづくりワークショップアカデミー」と「にぎわいゾーン」を開設。ワークショップエリアには、革のキーホルダー作りやねじを使ったストラップ作り、鋳造加工によるアクセサリー作りなど15ブースが並び、子どもたちは初めて見る工具や材料を使い、オリジナルの作品作りに挑戦した。キッズコーナーには消防車や警察車両を展示し、衣装を着て記念撮影する親子が列を作った。
「街の駅 クレアホール・ふせ」(東大阪市足代北2)では、工場の機械を持ち込み匠の技を披露する出張オープンファクトリー「こーばへ行こう!」を開催。会場を暗転し、壁面には映像を流しながら、職人がタタキ板金、ヘラ絞り、溶接を披露した。
ホール近くの特設会場では、中学生以上を対象とした文房具作りワークショップを開催。タタキ板金で作るオリジナルトレイやフェンスを使ったスタンドボード作り、金属部品でバイクを組み立てるワークショップなど8プログラムを行い、大人の参加も多く見られた。
来場者数は、21日=8143人、22日=1万169人だった。同フェアでは、市内各商店街を会場として11月2日までイベントを開催する。