スーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」の大久保直弥ヘッドコーチ(HC)と同チームを運営するジャパンエスアールの渡瀬裕司CEOが11月7日、野田義和東大阪市長を表敬訪問した。
スーパーラグビーは、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの強豪チームが争うリーグで、2016(平成28)年から「サンウルブズ」とアルゼンチンの「ジャガーズ」が参入。現在、5カ国15チームで競い、これまで国内では秩父宮ラグビー場(東京都)で開催してきた。同リーグ最後の参戦となる2020年シーズンは、秩父宮ラグビー場のほか、2月1日にレベルファイブスタジアム(福岡)でレベルズ戦、3月8日に東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南)でブランビーズ戦が開催される。
花園ラグビー場での試合開催について大久保HCは「大阪でスーパーラグビーができることを選手もスタッフも楽しみにしている」と言い、「今回のワールドカップを通して、ラグビーを応援する文化が変わってきた。いいプレーには拍手を、悪いプレーにはブーイングでもいい」と観戦を呼び掛けた。渡瀬CEOは「ファンの応援もサンウルブズオリジナルが出来上がっている。試合前の催しもお見せし、東大阪の皆さんに楽しんでいただけたら」と話す。
野田市長から抱負を聞かれた大久保HCは「今回のワールドカップで活躍した31人のうち28人はサンウルブズの強度の高い試合を経験した中で成長した部分も大きい。昨年はホームで勝てなかったのでそこで勝つということと、次のワールドカップに向けて若い選手、ハングリーな選手が失敗を恐れずプレーすることを望んでいる」などと話していた。
メンバーについて渡瀬CEOは「現時点では20人ほどが決まっている。今回悔しい思いをした選手、今までサンウルブズのために体を張ってきた外国人選手や、将来を考えて日本代表になり得る選手になってくる」とした。