東大阪市文化創造館(東大阪市御厨南2)で1月25日、囲碁棋士の井山裕太さんを招いて「井山杯 東大阪市囲碁フェスティバル」が開かれる。
東大阪市出身で、東大阪市立孔舎衙(くさか)中学校1年生時にプロ入りした井山さん。2016(平成28)年4月に史上初の七冠(棋聖、名人、本因坊、王座、天元、碁聖、十段)同時制覇を達成し、同年8月、東大阪市から名誉市民の称号が贈られた。2018(平成30)年には国民栄誉賞を受賞。
子どもたちに囲碁に親しんでもらう機会を提供し、名誉市民の井山さんと囲碁を通じて触れ合ってもらおうと2018(平成30)年から開く同フェスティバル。当日は、中学生以下を対象とする子ども囲碁大会(井山杯・ハンデ戦)、井山さんとプロ棋士による指導碁を行う。いずれも来年1月6日までに申し込みが必要で、申し込み者多数の場合は抽選。囲碁大会は参加費800円が必要。
インストラクターが囲碁の基本を教える入門教室、誰でも気軽に利用できるフリー対局コーナーを開設するほか、大阪商業大学の谷岡一郎学長による囲碁の講演会など、初心者が当日参加できるプログラムも用意する。
市文化国際課の伊藤さんは「大会は囲碁経験者だけになるが、入門教室など、ここから囲碁を始めてもらえるものも用意している。今まで囲碁をしたことのない方も、子どもから大人まで幅広い方に参加してもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~14時30分。