東大阪市役所本庁舎22階展望フロアで2月22日、3組の「届け出挙式」が行われた。
届け出挙式は、市役所に婚姻届を提出したその日に市役所庁舎内で簡単な結婚式を挙げるサービス。市では昨年度に初めて企画し、2組募集のところ3組の応募があり、2018(平成30)年12月25日に3組の挙式を行った。
今年の日取りは令和2年2月22日土曜の大安、会場は22階の展望フロアの会議室と、夫婦の語呂合わせ「22」が並ぶ日に開催。今回も2組募集のところ3組の応募があり、3組の挙式が決まった。当日は、式を挙げる夫婦以外にも、通常より多くのカップルが婚姻届の提出に庁舎を訪れていたという。
1組目の挙式が始まった17時45分には雨も上がり、幻想的な夕景の中、式が執り行われた。挙式は人前式で、親族や友人らが見守る中、入場した2人は司式者の野田義和東大阪市長の前で誓いの言葉を述べ、リングボーイを務めた市のマスコットキャラクター「トライくん」が届けた結婚指輪を交換。結婚証明書にサインをした。
式を挙げた守満俊兵さんと夏希さん夫婦は、俊兵さんが北海道出身、夏希さんが秋田出身で、共通の知人の紹介で東大阪在住時に出会い、これからも東大阪に住居を構えるという。「友人から教えてもらい、翌日に2人でマラソン大会に出る予定だったので記念になるかなと思い申し込みをした」と言い、「想像していた以上にすてきな式で、トライくんにも来てもらっていい思い出になった。互いの仕事が忙しいので、家では協力して穏やかに過ごしたい」と笑顔を見せた。