「呑(の)める ら~めん処(どころ) 初鯛麺(はつたいめん)」(東大阪市横枕西2)が3月12日、近鉄けいはんな線・荒本駅近くにオープンした。
「以前は東大阪のラーメン店で仕事をしていた」という店主の木野本高弘さん。長堀橋と守口市で「真鯛(まだい)らーめん まるき」を2店舗経営していたが、「土地勘もあるし人の流れも分かる」と、守口店は閉店し、長堀橋の店舗は譲り、東大阪に新店をオープンした。カウンター席、テーブル席を合わせ18席設ける。
「酒を飲んだ後にラーメンを食べたいが、がっつりしたラーメンは翌日に残る。次の日にもたれないラーメンを作りたい。豚骨系や鶏ガラ系、節系のスープはあるが、鮮魚を使ったラーメンは大阪ではまだあまりないのでは」と2017(平成29)年、鯛ラーメンを開発。「当時、周辺には鯛ラーメンの店はなく、メディアで取り上げられ認知された」という。
新店では、鯛の量を増やし、炊き込む時間を長くするなどブラッシュアップし、より鯛の味を濃くしたラーメンを提供。ラーメンは、「鯛白湯(パイタン)塩」(780円)、「鯛白湯味噌(みそ)」(830円)、「鯛油まぜそば」(800円)の3種類で、「塩は鯛の風味が分かりやすく、みそはブレンドした赤みそタイプでこってりに見えるがあっさりしていて飲んだ後でもちょうどいい。まぜそばは油や内容を変えた」と木野本さん。
ご飯は、ライス(100円~)、鯛めしセット、豚マヨ丼セット、明太子(めんたいこ)丼セット(各250円~)、単品鯛めし(500円)。ランチタイムは割安になるセットメニューを用意する。
夜は、ラーメンやご飯のほか、マグロや真鯛など造りや揚げ物など単品料理を用意。「夜はラーメンだけでもいいし、飲むだけでもいい。ゆっくり食べていってほしい」と話す。
営業時間は、11時~15時、17時~23時。