ジャパンラグビー・トップチャレンジリーグの近鉄ライナーズが5月18日、オンラインを通じ2020-2021シーズンのファーストミーティングを行った。
例年、クラブハウスで行うファーストミーティングだが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン会議ツール「Zoom」を使い行われた。
ミーティングは中川善雄部長のあいさつに始まり、次に新加入したスタッフが自己紹介。新加入選手の紹介では、5月7日に加入が発表された長江有祐選手が「伝統あるチームでプレーできるのはうれしいし、ベテランらしい振る舞いをしてチームに貢献したい」と話し、合流が遅れているマタエナ・イエレミア選手は「摂南大学出身。全力でがんばりたい」と意気込んだ。
飯泉景弘ゼネラルマネジャーは「今日から新シーズンがスタート。この状況下で新シーズンをスタートさせた目的は、早くチームを一つにしたい」と話し、「少しの時間でもチームのみんなが同じ方向を向くことが大事。この環境下でもチームは一つになれる」と、参加した選手・スタッフ全員に呼び掛けた。
有水剛志ヘッドコーチはクラブフィロソフィー「感動 Inspiration」について、「感動をどう体現していくか、ファンに感動してもらうために自分たちも感動できるクラブになっていく、このフィロソフィーに向けチームは取り組んでいく」と話し、今シーズンのチームフィロソフィー「SHUTAISEI 主体性」について、「チーム活動に対して他責ではなく自責で臨む、チームの課題に対して他者とコミュニケーションを取って解決する言動を行う」と今年の理念を掲げた。
有水ヘッドコーチはさらに、今年のリーダーとして、豊田大樹選手、高島卓久馬選手、マイケル・ストーバーク選手、野中翔平選手、ロロ・ファカオシレア選手、クウェイド・クーパー選手、正面健司選手、南藤辰馬選手、セミシ・マシレワ選手の9人を挙げた。
同チームでは緊急事態宣言解除後も段階的にトレーニングを行っていくという。