近鉄奈良線・瓢箪山駅北側の商店街「サンロード瓢箪山」(東大阪市本町ほか)に現在、七夕飾りが設置されている。
同商店街では3月、商店街内の対象店舗での買い物100円につき1枚進呈するポイントシール「サンチップ」の取り組み開始から30周年を迎え、イベントを開催する予定だったが、1年の延期を決定。5月のイベント「サンロードフェスティバル」、6月の大売出し・ガラガラ抽選会も中止になった。イベント告知用のチラシは来年のイベント告知チラシに内容を変更し、家で楽しめるように裏面には同商店街のマスコットキャラクター「ひょうたクン」の塗り絵を掲載。完成した塗り絵の写真をメールで募集する企画を急きょ始め、6月22日まで募集している。現在、1歳~100歳3カ月までの95通の応募があり、集まった塗り絵を商店街に掲示するなど、工夫しながら日常を取り戻そうと取り組んでいる。
同商店街の七夕飾りは、以前は近くの山にササを取りに行き、近隣の幼稚園や保育園が装飾して設置していたが、2017(平成29)年からは色鮮やかな吹き流しとともに、幼稚園時が願い事を書いたり飾りを付けたりしたパネルを展示。
今年は、約220メートルのアーケードの南北の入り口に「医療の最前線でたたかう全ての人へ『感謝を込めてエールを!』」と書かれた横断幕を設置。各店の入り口には同内容のフラッグを掲げ、合わせて青色の吹き流しを増やして医療従事者への感謝とエールを送り、新型コロナウイルスの終息を願う装飾とした。今年はイベントができないため6月17日20時から、ラグビー応援ソングを歌う若林美樹さんのライブ動画を同商店街のフェイスブックページで配信する。
瓢箪山中央商店街振興組合事務局長の西仲則夫さんは「アーケードライブができないため、ライブ配信を企画した。来年春のコスプレイベント、秋のハロウィーンイベントなど、じっくり1年かけてイベントの準備をしていきたい」と話す。
七夕装飾は7月7日まで。