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近畿大学、新入生39人が初通学 キャンパスツアーで「実感湧いた」

飛沫感染対策ボードを置いてあいさつする羽藤学部長

飛沫感染対策ボードを置いてあいさつする羽藤学部長

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 新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンライン授業を実施している近畿大学(東大阪市小若江3)で6月13日、新入生39人が初めてキャンパスを訪れた。

ソーシャルディスタンスを保つため利用不可の席にはマグロを置いた

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 同大学では6月8日以降、実習が必要な大学4年生・6年生、大学院生のみ、ローテーションを組み通学を再開しているが、前期科目は全てオンライン授業を行うことが決まっている。今年の入学式はウェブ配信で行う「サイバー入学式」だったため、代表であいさつした一人の学生以外の新入生はまだキャンパスに足を踏み入れておらず、「大学がどんなところか少しでも感じてほしい」と、学部やコースで日時を分け、キャンパスツアーとオリエンテーションの日を設けた。

 6月13日には、経営学部経営学科スポーツマネジメントコースに入学した172人のうち、39人が教室に集まった。羽藤憲一学部長は初めて会った新入生に「おめでとう」と声を掛け、「最初は漫画でもいいから気になる本を手に取って、本をたくさん読んでほしい。多くの友人を見つけて充実した学生生活を送ってほしい」などとあいさつした。

 その後はキャンパスツアーが行われ、漫画2万冊を含む7万冊が並ぶ図書館のサテライト「ビブリオシアター」やキャリアセンター、学生サポートデスク、CNN cafeなどを見学した。

 宮城県出身で寮生活をしている女子学生は「施設がすごくきれいで勉強したいと思った。文武両道で頑張りたい。今日大学に来て、こういうところで勉強するんだと実感が湧いた」と話す。京都出身で一人暮らしを始めた女子学生は「環境が変わった上にコロナで不便なところや不安なこともあるが、親や友達に相談したりしゃべったりしている。こんな充実した施設があるので、部活だけでなくちゃんと勉強したい。オンラインで顔を見たことがある同学年の人に実際に会えて楽しみが増えた」と笑顔を見せた。

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