2021年度の布施戎(えびす)ミス福娘が11月28日に決定し、30日、ミス福娘と準ミス福娘が野田義和東大阪市長を表敬訪問した。
今回で40回を数える「布施戎福娘コンテスト」。近鉄布施駅周辺の17の商店街から成る布施商店街連絡会が主催する年末恒例のコンテストで、福娘は1月9日~11日の十日戎に布施戎神社(東大阪市足代1)で福を授けるほか、商店街のイベントなどにも出演する。
例年、書類審査、面接による1次審査を経て、街の駅クレアホール・ふせ(足代北2)で観客を入れて2次審査を行い福娘を決めるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客でコンテストが行われた。応募総数423人から駒を進めた20人が2次審査に挑み、ミス福娘1人、準ミス福娘2人を含む9人の福娘が11月28日に決定した。
野田市長を表敬訪問したミス福娘の河村有紗さんは「布施に住む友人に布施戎神社に連れて行ってもらった時にキラキラしていた福娘に憧れ応募した」と話す。表敬訪問を終え、「このような経験をしたのは初めてでうれしい。来年の1月9日から始まる十日戎ではたくさんの福を授けるので体調に気をつけて来てほしい。コロナ禍で日本一大きいえびすさんがいる神社で商売繁盛の福を授けたい」と意欲を見せる。
準ミス福娘の谷村杏乃さんは「サークルや学祭などの活動もできず、何かに挑戦したいと応募した」と話す。母親が東大阪出身で祖父母が東大阪在住という準ミス福娘の青木理恵さんは「世の中暗い状況なので私の笑顔で明るくしたいと応募した。私たちの明るい笑顔でたくさん福を授けられれば」と意気込む。
布施商店街連絡会の加茂守一会長は「来年の十日戎では露店を出さないことが決まった。境内や商店街は一方通行にし、境内の授与品はササだけにするなど、密にならないよう検討している」と話す。