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大阪府立中央図書館で「キリッタイの世界」 一枚の紙に命吹き込む立体切紙作品

創作立体切紙作家の大東守さん

創作立体切紙作家の大東守さん

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 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階エントランスホールで1月5日、創作立体切紙作家・大東守さんの作品を展示する「立体切紙 キリッタイの世界」が始まった。

立体作品とその「抜け殻」を展示

 親戚の子どもに頼まれてお面や恐竜などの立体作品を作ったことをきっかけに、2007(平成19)年から趣味で作品を作っていたという大東さん。2008(平成20)年には勤め先を早期退職し、自宅の一部を改装してショップを出店。洋裁を仕事とする妻・さえ子さんによる手作り雑貨や、大東さんが木を削って作ったキーホルダー、立体切紙作品などを販売していた。

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 その後、地域の手作り市や百貨店に出店するようになったという大東さんは2010(平成22)年ごろ、「立体なのに切り絵と言われるのが嫌」と自身の創作物の総称を考え、「切りたい」という気持ちと「切る立体」の2つの意味を持たせた「kirittai(キリッタイ)」ブランドを立ち上げ商標登録した。

 2013(平成25)年にはテレビ番組で紹介され、放送をきっかけに2014(平成26)年にはキットを収録した書籍を出版。2018(平成30)年にはショップを自分で改装して「Gallery kirittai」(今米1)をオープンした。普段は自身の作品を常設展示し、個展やグループ展の会場として貸し出しも行う。現在、キットを使ったギャラリーでの体験レッスンや、出張教室なども行っている。

 大東さんの作品は1枚の紙から作り出されているのが特徴。「設計図や下書きなどはなく、平面のものをこう切ったら立体になるというのが分かる」と大東さん。「2つに折った紙をはさみで切り抜き、折ることで動物に骨を入れて命を吹き込んでいる。動物や恐竜などシルエットで何か分かるものや、影がきれいになるようにこだわっている」とも。

 会場には、昆虫や想像上の生き物、海にすむ生物、動物、恐竜など、新作を中心とした作品が並ぶ。紙粘土で作った土台や背景の絵などにもこだわりを見せる。キット20種は完成例を展示し、販売も行う。キットは1種500円。

 大東さんは「よく自分は不器用だからという人がいるが、1回作ってだめだった箇所をコツコツと何回もやり直せば誰でもできる。ここはいろんな人が来るので子どもからお年寄りまで興味を持って見てもらいたい」と話す。

 開催時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜(祝日の場合は翌日)、1月14日休館。1月21日まで。

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