近鉄奈良線「石切駅」近くの石切ヴィレッジ(東大阪市東石切町5、TEL 072-987-2200)で11月29日、マルシェイベント「冬の石切マルシェ」が開催される。
主催するのは、木造住宅の新築、古民家再生、リノベーションを手掛ける輝(てる)建設。再生した築260年の母屋や築90年の離れなど、約500坪のスペースを「石切ヴィレッジ」と名付け、ショールーム、イベントスペース、事務所として活用している。「モデルルームをきれいにしたので、近くの方に石切にも古民家があるのを見てもらいたい」と3年ほど前からイベントを始めた。
3カ月に1回のペースで開くマルシェイベントは、「昔から日本にあったイベントを古民家ですることで、昔の人の経験や知識をつなげていきたい」と、8月には屋根の上から流す「大流しソーメン大会」を開いている。今回は開催時間中数回、餅つきを行う。1回目は11時ごろから。
マルシェには、石切駅近くの「ベーカリーgeru」や、近鉄けいはんな線「新石切駅」近くの自家焙煎珈琲専門店「プエンテコーヒー」、スリランカカレー、ネパール料理、焼き菓子など飲食関連の店が出店。石切参道の「河内木綿はたおり工房」による糸繰りや、寄せ植えなどのワークショップ、足踏みマッサージ、古本や雑貨の販売など、多彩なジャンルの出店者が集まる。
「若いカップルや学生、子ども連れの家族から年配の方まで老若男女が集まり、初めて来られた方にも懐かしいと思ってもらえるイベント。まきストーブもあるので暖まりながら、昔の家で今の時代に合わせて暮らしていたらこんな感じなのかと感じてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。