ローソン(東京都品川区)は2月17日、鳴門屋製パン(大阪市)が運営する「パン工房鳴門屋」と開発した「大阪はちみつクリームパン」を東大阪市内のローソン店舗で発売する。
ローソンでは昨年5月、緊急事態宣言の発令により売り上げ減少の影響を受けている関西の企業の商品をより多くの人に購入してもらえるよう、メーカーと協力して特産品や地元の人気商品を大阪府内のローソン店舗で販売する取り組みを開始。鳴門屋製パンの工場で製造したパンをローソンの配送センターに届け、東大阪市内と大阪市内の一部のローソン店舗に商品を納入する新たな物流体制を構築し、パン工房鳴門屋の5商品の販売を始めた。
当初は期間限定の販売を予定していたが、好評を受け販売を継続。商品を入れ替えながら常時5品を展開し、累計33万食以上を販売した。
ローソンではこれまで、大阪府との取り組みで常温洋菓子やPBベーカリーなどで大阪府認定の地産食材「大阪産(もん)」を使った商品を発売しており、鳴門屋製パンも過去に大阪産の卵を使った商品を開発したことがあったことから、大阪府との取り組みに賛同し、大阪産の蜂蜜を使った「大阪はちみつクリームパン」(146円)を新たに開発した。
同商品は、自然な甘さの大阪産蜂蜜とほんのりカラメル風味でコクのあるカスタードクリームを包み込んだクリームパン。鳴門屋製パンの直営店と東大阪市内・大阪市内の一部のローソン店舗約250店舗で限定販売する。
同日から、鳴門屋製パンの人気商品「焼きフランク」(157円)の販売も開始。新商品のほか、「東大阪ラグカレーパン」(186円)、「アップルパイ」(186円)、「クインシーミルク」(141円)も販売する。
ローソンの担当者は「大阪はちみつクリームパンは期間限定商品で、今後も大阪産(もん)を使用した商品を発売する予定」と話す。