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東京五輪アーチェリー日本代表内定の古川選手・山内選手、東大阪市長を表敬訪問

写真左から、古川高晴選手、野田義和東大阪市長、山内梓選手

写真左から、古川高晴選手、野田義和東大阪市長、山内梓選手

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 東京オリンピックのアーチェリー日本代表に内定した古川高晴選手と山内梓選手が5月25日、野田義和東大阪市長を表敬訪問した。

野田市長との歓談の様子

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 古川選手と山内選手は共に近畿大学(東大阪市小若江3)スポーツ振興センターの職員。古川選手は、1984(昭和59)年に青森県青森市で生まれ、青森県立青森東高校入学と同時にアーチェリーを始めた。近畿大学に進学し、卒業後は同大学職員となり、2004(平成16)年のアテネからオリンピック4大会連続出場、2012(平成24)年のロンドンオリンピックでは個人で銀メダルを獲得した。

 山内選手は1998(平成10)年生まれの静岡県浜松市出身で、浜松商業高校入学と同時にアーチェリーを始めた。近畿大学に進み、大学3年時に全日本学生アーチェリー個人選手権大会で優勝。卒業した今春、同大学職員になった。オリンピック日本代表内定は初めて。

 両選手は、3月20日・21日に開催された東京オリンピックアーチェリー日本代表最終選考会でアーチェリー日本代表に内定。昨年の緊急事態宣言発出時を振り返り、古川選手は「2カ月半ぐらい弓を打つことができず、自宅でずっと矢を使わず弓を引いて戻す素引きを繰り返していた」と、山内選手は「試合と同じ70メートルの距離で練習する施設が使えず、自宅で3メートルぐらいの距離でフォームを固める練習をした」と、それぞれ話す。現在は練習場で、2人での実戦形式の練習によく取り組んでいるという。

 古川選手は「今までの経験から僕は『メダルを取ってやるぞ』と思うと力みすぎてしまうので、普段の国際大会と同じようにリラックスしてやれば後で結果はついてくると思うので、そのように臨もうと思っている」と話し、山内選手は「初出場なので、挑戦者の気持ちでメダル獲得に向けて頑張りたい」と話し、それぞれ意気込みを示した。

 野田市長は「こういう状況下でオリンピックの開催はどうかという声が一定数あることは理解しているが、アスリートの皆さんの頑張っている姿を見たい、自分のできなかった夢みたいなものをアスリートの皆さんに託したい、そんな思いもある。ぜひとも、開催されたら頑張ってほしい」と激励した。

 同大学体育会洋弓部の山田秀明監督は「古川は5回連続でキャリアのある選手。経験を生かして力を出してくれたら。山内は初めてのオリンピックで地元開催。1年延びたことがプラスになっている。1年延びて技術面を正してきたことの結果、キレのある打ち方ができれば結果はついてくると思う」と期待を寄せる。

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