近鉄布施駅近くのクラフトビアパブ「Craftbeer Tavern(クラフトビア タヴァン)」(東大阪市長堂2、TEL 06-6783-3663)が5月25日、緊急事態宣言期間限定メニューで営業を再開した。
店内の200インチのスクリーンでスポーツ観戦をしながらクラフトビールが楽しめる店として2019年9月にオープンした同店。
ラグビーワールドカップ2019の開幕日から営業を始め、オープン直後から100席ある店内が予約で埋まる日もできるにぎわいを見せていたが、新型コロナウイルスの感染拡大による1回目の緊急事態宣言発出時は休業、今年1月14日~2月28日の2回目は時短営業に応じた。大阪府が、まん延防止等重点措置適用を要請した4月1日からは時短営業を行い、緊急事態宣言発出3回目の4月25日から休業していた。
「雇用も守らないといけないので休業中も時間のあるスタッフには出勤してもらい、店のメンテナンスや新メニューの開発を行ってきた。ずっと店を閉めていると精神的にも腐るし、スタッフのモチベーションも下がる」と店主の元光一倫さん。緊急事態宣言発出期間中は休むことも考えたが、以前から人気があった肉料理を定食に組み込み、ノンアルコールドリンクを開発して、家飲み用のテークアウトメニューを新たに設定。営業を再開した。
夜定食メニューは、「タヴァンの鶏カラ定食」「夏野菜と豚の塩レモン炒め定食」「ミンチカツ定食」(以上、800円)、「鉄板焼きハンバーグ定食」(1,000円)、200グラムのステーキ肉を使った「赤身ステーキ定食」(1,500円)(以上、サラダ、小鉢2品付き、ご飯、スープお代わり自由)。ステーキ定食以外はテークアウトにも対応する。
ノンアルコールドリンクは、クリームソーダ、レモンソルベスカッシュ、ノンアルコールのモヒート(以上500円)など。「今までノンアルコールメニューはなかったが、カフェ展開も考えているのでコロナが開けても出していこうと、どんなものが受けるのか試している」という。
テークアウトメニューは、「ミニバーベキュー串」(1本=380円)、「トルネードソーセージ」(680円)、ピザ各種(20センチ=800円)など。店内でも提供する。
営業再開から1週間がたち、元光さんは「アルコールの提供ができないので常連さんがぼつぼつと来てくれる程度だが、通り沿いにあるので開けて電気を付けておくと今度寄ろうと認識してもらえる。ランチなど新しいことも始めたいが、ベースが動いている状態で始めたいので今は準備期間」と話す。
現在のメニューは、緊急事態宣言発出期間中のみの提供を予定しているが、「20日以降の営業時間やアルコール提供の有無によってその後のメニューを考えたい。今は喫茶店感覚で使ってもらえたら」と元光さん。
6月20日までの営業時間は、火曜~金曜=17時~20時、土曜・日曜・祝日=15時~20時(テークアウト対応は22時まで)。月曜定休。