大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで現在、「大阪検定ポスター展」が開催されている。
大阪の歴史や文化を再発見することで大阪に対する郷土愛とシビックプライドの醸成につなげようと、大阪商工会議所が主催する「なにわなんでも大阪検定」。2009(平成21)年に第1回を実施し、今年で12回目を迎える。
出題範囲は大阪府域の「ことば」「地理」「歴史」「企業」「スポーツ」「芸術・娯楽」「食」「生活・遠足」などの分野で、これまでの通常問題、その年のテーマ問題、大阪ほんま本大賞、特別賞、受賞作品に加え、今回から万博に関する問題も出題する。今年のテーマは「世界遺産 百舌鳥・古市古墳群のある街」。
同会議所では2016(平成28)年から、「なにわなんでも大阪検定」の認知度向上を図るとともに地域の魅力を再発見してもらおうと、「大阪を知れば大阪がもっとおもしろくなる」をキーワードに「大阪検定ポスター展」を開催している。駅員らが考えた各駅の地元にちなんだ問題とイラストでデザインし、府内80駅に全駅違うデザインのポスターを掲示する。東大阪市内では、近鉄布施駅、八戸ノ里駅、瓢箪山駅、石切駅に掲示している。
駅での掲示と同時に、大阪府立中央図書館と堺市役所ではポスター展を開催。毎年新作ポスターを制作しており、同館のポスター展では「新作ポスターと過去の面白いポスターを選んで17枚展示している」と、同会議所地域振興部の西田昌弘さん。「面白く勉強してほしいとポスター展を開催しており、こんなところがあるんだと魅力を再確認してまち歩きをしてもらえれば」と話す。
第12回大阪検定の試験日は12月12日。今年は新型コロナウイルス感染症対策として試験会場を5カ所に増やしたほか、受験者が20人以上の企業や団体(学校の場合は3人以上)では、社内の会議室など独自の試験会場を設けて受験することができる。受験料は初級=4,200円(学生=1,000円)、上級=6,300円など。申し込みは10月19日まで。
大阪府立中央図書館の開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。ポスター展は9月12日まで。