JR学研都市線・鴻池新田駅改札前に9月10日、「高級食パン専門店 きく松 JR鴻池新田駅店」(東大阪市西鴻池町1、TEL 06-6748-8288)がオープンした。
同店を運営する「ミノル」(門真市)は1964(昭和39)年、京阪門真駅(現・西三荘駅)近くで宝石と時計を販売する「宝石のミノル時計店」として創業。これまでに延べ120店を出店し、現在は、時計・宝石販売店、時計や宝石の修理・リモデル店、ブライダルジュエリー専門店を合わせて30店舗を展開する。
2019年に創業55周年を迎え、「これまで支えてくれた地域の皆さまに恩返しをしたいが、宝石や時計では還元しにくい。毎日楽しんでもらえるもので、その日一日が楽しくなるきっかけになるものは何かと考えた」と松藤茂社長。二代目の松藤社長は「今の商売は初代が築き積み上げてきたもの。商売の原点を自分も勉強しないといけないと、新事業として食パン事業を立ち上げた」といい、昨年4月、京阪大和田駅改札前に「高級食パン専門店 きく松」の1号店となる大和田本店(門真市)を開店。2号店は阪急茨木市駅高架街、3号店はJR千里丘駅改札前に出店。JR鴻池新田駅店は4店舗目。
同店の食パンは、北海道産の小麦粉「春よ恋」とカナダ産小麦粉をブレンドした湯種を使い、酒かすと成分無調整の有機豆乳、北海道産の生クリーム・バターを加え、飽きのこない、どこか懐かしい日本人の味覚に合う味わいが特徴。
「菊松 食パン」(1斤=518円、2斤=864円)は、もっちりとした食感で耳までおいしい食パン。「宝石物語」(1斤=734円、2斤=1,296円)は、5大宝石をイメージした、クランベリー、ゴールデンレーズン、サルタナレーズン、ドライイチジク、ピスタチオをぜいたくに練り込み、美しい見た目と果実の香り、さまざまな食感が楽しめる。
松藤社長は「はやりの商売にはしたくなく、地元密着のパン屋さんになりたいとホテルベーカリー出身のシェフにレシピを監修してもらい、何度もレシピを作り直して完成した。本店から30分以内で配達できる立地で、お客さまの便利な場所があれば店舗を増やしたい」と出店に意欲を見せる。
営業時間は10時~20時。