東大阪をホームタウンとするJFLのFC大阪が1月11日、2022年シーズントップチーム始動式を行った。
J3昇格、JFL優勝を目標に挑んだ2021年シーズンは、13勝10敗9分で7位という結果。J3参入はかなわなかった。近藤祐輔社長はあいさつの冒頭「まず昨年、悔しい思いをしたことをもう一度思い出してほしい」と呼び掛けた。
新加入選手に向け、チームの歴史などについて話した後、「なぜJリーグに上がらないといけないのか。サッカークラブが地域に与える影響や社会課題解決など、みんなが思っている以上に人々に影響を与えることができるのがサッカーというスポーツ。それを進化させるためにも、カテゴリーが上がらないと影響力は強くならない。今年のスローガンは歓喜雀躍。すべての人を喜ばせていくということをクラブとしてやっていく」と力を込めた。
「そのためにはやっぱり勝たないといけない。今年は必ずJ3に昇格、JFLで優勝。これはもう声に出してずっと言ってほしい。みんなの想いが強ければ強いほど、絶対に勝てる試合が増える。しっかりJ3昇格に向けていきましょう」と参加した選手、スタッフに呼び掛けた。
3シーズン目の指揮を執る塚原真也監督は「本音を言うとめちゃめちゃワクワクしている。今まで一緒にやってきて残ったメンバーと新加入のメンバーを組み合わせたら、僕たちが目指す昇格というところは必ずできると思う。攻撃の部分により特化して取り組んでいきたい」と話し、「64得点以上、失点は30点以下」と、具体的な数字を挙げた。
同クラブは昨年1月1日、クラブ名とトップチームの名称をこれまでの「FC大阪」から「F.C.大阪」に改称したが、今年1月12日、再び「FC大阪」に戻すと発表。今季は12人の新加入選手を迎え、Jリーグ参入を目指す。JFL開幕は3月13日。