生駒山頂近くの「大阪府民の森 ぬかた園地 あじさい園」（東大阪市山手町）で6月18日から、「あじさいまつり」が始まる。

ホテルセイリュウの中国料理ダイニング「極」のランチバイキング

　ぬかた園地のあじさい園は標高500～550メートルに位置するため平地に比べて気温が低く、通常のアジサイより開花が遅い。園内には30品種以上、約2万5000株のアジサイが植えられており、関西最大規模を誇る。

　園内には、つづら折りの遊歩道約1.5キロにわたりアジサイが植えられている「あじさいプロムナード」や、ベンチを設置した広場などがあり、アジサイを鑑賞しながらハイキングを楽しむことができることから、毎年多くのハイカーが訪れている。期間中の土曜・日曜は、園内でドリンクやアイスクリームの販売を予定する。

　今年は「あじさいまつりキャンペーン」も行う。東大阪ツーリズム振興機構職員の奈切陽子さんは「新型コロナウイルスの影響で中止していたあじさいまつりが再開され、人の行動範囲も広がってきたことから、山歩きを楽しんでリフレッシュしてほしい、観光施設での消費にもつなげようとキャンペーンを企画した」と話す。

　ホテルセイリュウ（上石切町1、TEL 072-981-5001）では、「あじさいまつり温泉付きプラン」を販売。ランチバイキング予約時または来店時に合言葉「あじさいまつり」を伝えると、中国料理ランチバイキング、温泉利用、カフェでのコーヒーまたは紅茶の料金を1,500円にする。

　石切参道商店街（東石切町ほか）では同キャンペーンに39店が参加しており、各店で割引や粗品進呈などの特典を用意する。

　「大阪府民の森」SNSで開花状況を随時発信しているが、6月6日現在、一部咲き始めている場所はあるものの、満開の見頃はまだ先になる見込みという。同園に駐車場はなく、近鉄奈良線枚岡駅からは徒歩約80分。車の場合は、生駒山上遊園地駐車場から徒歩約40分。あじさい園までは山道のハイキングコースとなっているため、トレッキングシューズなど滑らない靴での来園を推奨している。

　あじさいまつりは7月10日まで。