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東大阪の温浴施設「湯~トピア」、男性浴場を改装 大阪初ウィスキング常設店に

「なにわ健康ランド 湯~トピア」営業主任の元山恭子さん

「なにわ健康ランド 湯~トピア」営業主任の元山恭子さん

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 近鉄布施駅・河内永和駅近くの「なにわ健康ランド 湯~トピア」(東大阪市長堂3、TEL 06-6787-1126)が6月24日、男性浴場をリニューアルした。

セルフロウリュメディテーションサウナ

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 1986(昭和61)年8月にオープンした同施設。東大阪の漢方薬メーカーの生薬を使った薬湯や、ひのき風呂、露天風呂(男性浴場のみ)などのほか、サウナやイベントにも力を入れている。

 同施設は2020年4月に男性サウナ、昨年5月に女性サウナをリニューアルした。営業主任の元山恭子さんは「以前は高齢のお客さまがメインだったが、2年ほど前から20代~40代の若い層や女性のお客さまが増えてきている」と話す。昨年リニューアルした女性サウナは男性サウナより広く、高温サウナ、フィンランド式ロウリュサウナ、湯治、美肌ソルトサウナを備える。今回はボイラーの入れ替えに合わせ、男性浴場にあるサウナ3室を新しくした。

 高温サウナには、ししおどし式のオートロウリュがあり、手前は90度、奥は97度と、同じサウナ室で高温と超高温が楽しめる。元山さんによるとストーブの入れ替えで蒸気が増し、体感温度が高くなったという。送風機を使って熱波を送る「爆風アウフグース」は毎日6回行う。タオルで熱波を送るアウフグースも不定期で行う。

 セルフロウリュ・メディテーションサウナは利用客自身でロウリュができるサウナ室。温度計や時計を付けず、室内を暗くしているためリラックスに集中できるという。新設した深さ1メートルの水風呂は「サウナ愛好者に人気」(元山さん)という。既存の水風呂は14度程度だが、深い水風呂は約9度の水温に設定する。

 ウィスキング集団「しらかばスポーツ」のパートナー施設として、大阪では初めて「ウィスキングルーム」常設も行う。ウィスキングは、シラカバなどの枝葉束を使い、たたいたり、あおいだり、押し付けたりする技術を組み合わせたサウナ文化で、同施設では8月の本稼働を目指す。現在モニターを募集し、スタッフがトレーニングを積んでいるという。

 「なにけん」の愛称で親しまれる同施設は、利用客の発案で始まった片足を曲げる「なにけんポーズ」を浴場からレストランフロア間にある鏡の前で決め、写真を撮る行為をはやらせようとの試みを行っているほか、創業時から続くアロハ柄の館内着でサウナグッズを作るなど、設備の進化以外にもファン獲得策に取り組んでいる。8月は「なにけんサウナ万博」と題した創業祭を企画している。元山さんは「サプライズを売りに、ほかの施設では味わえないイベントを予定している」と意気込む。

 24時間営業。入館料金は、中学生以上=1,380円~、4歳~小学生=720円~。

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