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花園近鉄ライナーズが大麻乱用防止啓発動画制作協力 大阪府警が感謝状贈呈

大麻乱用防止啓発動画発表・感謝状贈呈式

大麻乱用防止啓発動画発表・感謝状贈呈式

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 大阪府警察本部が7月18日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で「大麻乱用防止啓発動画」制作発表と感謝状贈呈式を行った。

大麻乱用防止啓発動画をラグビー場の大型ビジョンで上映

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 ジャパンラグビーリーグワンの花園近鉄ライナーズ(以下、ライナーズ)が制作協力した同動画。大阪府警察本部によると、大阪府下では現在、大麻乱用で検挙される少年の数が急増。大阪府警が取調べを行った少年に対し、大麻を使った動機について調査したところ、6割以上が「先輩や仲間に勧められたから」「みんなやっているから大丈夫だと思った」との回答を得たという。

 大阪府警察本部生活安全部少年課の吉井一警部は「SNS上の嘘の情報にだまされて大麻に手を出してしまう子どもや、誘われて大麻を吸ったという子どもたちがたくさんいる。勇気を持って誘いをはねつけられるような生活を送ってほしい」と話す。

 動画には、ライナーズのPR(プロップ)の浅岡勇輝選手、FL(フランカー)のジェド・ブラウン選手、CTB/WTB(センター/ウイング)の森田尚希選手、WTB/FB(ウイング/フルバック)のジョシュア・ノーラ選手が出演。「これ使ったらスッキリするで」と大麻使用を勧める人物に選手がタックルする動画など4編と、すべてをつなぎ合わせた動画の計5編。

 式典では、花園ラグビー場の大型ビジョンで動画を披露。少年の健全育成に多大なる貢献をしたとして、大阪府警がライナーズへ感謝状を贈呈した。

 式典を終え、ライナーズの森田選手は「よくSNS上で、大麻は無害であるとか問題ないとか誤った情報が流れているが、勇気を持って断ってほしい」と訴える。式典に出席した樫本敦選手は「大麻に限らずいろんな誘惑や誘いがあると思うが、勇気を持って断ることができる強い心を持ってほしい」、野中翔平選手は「大麻を含めたいろんな誘惑ではなく、スポーツや音楽、勉強で輝いていける子どもたちになってほしい」と話す。

 同動画は7月18日から約1カ月間、大阪府内にある鉄道会社の駅のビジョンのほか、梅田BIGMAN、道頓堀「トンボリステーション」など、繁華街の大型ビジョンで順次公開する。府警少年課では各学校で行う薬物乱用防止教室で活用するという。

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