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東大阪市立日新高校で日本代表トレーナーが特別教室 東京五輪選手村の用具を活用

日本オリンピック委員会医科学強化スタッフの泉建史さん(前列中央)と指導を受けた日新高校ラグビー部部員

日本オリンピック委員会医科学強化スタッフの泉建史さん(前列中央)と指導を受けた日新高校ラグビー部部員

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 東大阪市立日新高校(東大阪市日下町7)で8月16日、日本オリンピック委員会医科学強化スタッフの泉建史さんによる「日本代表トレーナーに学ぶ~高校生トレーニング特別教室~」が行われた。

片足立ちでバランスを取るトレーニング

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 特別教室で使ったトレーニング用具は、昨夏開催された東京オリンピックの選手村で選手が使った物。日本代表フィジカルトレーナーで東大阪市在住の泉さんが「オリンピックレガシーを東大阪市での運動や健康づくりに活用してほしい」と7月15日、トレーニング用具8種を市に寄贈した。

 特別教室には、日新高校ラグビー部員18人が参加。前半は、自分の体を知るために日本代表チームやオリンピック選手も取り入れているという簡単なストレッチや体幹トレーニングを紹介。参加者たちは、泉さんの手本通りに片足立ちや数種類のスキップなどをして自分の苦手な動きを知り、自分の体をコントロールするトレーニングなどを教わった。

 後半は、寄贈されたトレーニングパッドやスラムボール、ストレッチバーなどの使用方法を教わった。指導を受けた生徒たちは「五輪で使っていた道具で自分の体の使い方を教わって楽しかった」「自分の体でも分からないことがたくさんあり、自信があったものがどこか足りていないなど分かった」などと話していた。

 指導を終えた泉さんは「自分の住んでいる街の高校生と触れ合って、自分の体と対話する仕方は(トップ選手も高校生も)変わらないと実感した。日新高校のさまざまな部活をしている生徒もそうだが、用具を通じて自分の体を楽しむということをいろんな世代の人に知ってもらいたい。そういう展開が市と一緒にできたら、これが本当のレガシーになるのでは」と話す。

 2年生でラグビー部キャプテンの大久保凜さんは「ラグビーにもつながることが多かったのでいい経験になった。体幹を鍛える用具など使ったことのない物もあったが、使いやすく、いいトレーニング方法だと思った。体幹の無い人たちはそれでしっかり体幹を鍛えて、しっかり強豪校に負けない体作りをしていきたい」と意気込む。

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