第102回全国高校ラグビー大会決勝試合が1月7日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で行われ、東福岡高校(福岡)が優勝を果たした。
報徳学園(兵庫)と対戦した同試合。3月に行われた春の全国高校選抜大会決勝試合と同じ組み合わせとなった。春の大会では新型コロナウイルスの影響で東福岡が出場を辞退したため、不戦勝で報徳学園が初優勝した。
東福岡は試合開始直後、報徳学園のキックを大川虎拓郎選手がチャージ。残り5メートル、左中間ラックからボールをつなぐと上嶋友也選手が先制トライを奪った。前半12分には、石原幹士選手のトライで12-0と報徳を突き放し、東福岡が主導権を握った。
決勝初進出で兵庫県勢初の同大会優勝を狙う報徳学園は前半23分、炭竈柚斗選手のトライで追い上げ、12-7のスコアで前半を折り返した。
後半1分、報徳学園はペナルティーゴールを決めて12-10と2点差に迫るが、同10分、東福岡の高本とわ選手がゴールポスト手前へキックパス。西柊太郎選手が飛び込んでキャッチして中央へトライを決め、19-10とリードを広げた。
同18分には、東福岡の上嶋選手がこの試合2本目となるトライで26-10と突き放し、東福岡は終了間際に3本のトライを重ね、41-10の大差で6大会ぶり7度目となる優勝の栄冠を手にした。