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花園近鉄ライナーズの選手、東大阪市内の飲食店で一日店員 6店舗で

料理をテーブルに運ぶ小野木晃英選手

料理をテーブルに運ぶ小野木晃英選手

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 ジャパンラグビーリーグワンの花園近鉄ライナーズの2選手が8月3日、「やきとり千代」(東大阪市鴻池町1)で一日店員を務めた。

人羅選手、やきとり千代の岩本さん、小野木選手

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 若手選手が地元飲食店で店員の業務を体験することにより、職業観の醸成とキャリアについて考えるきっかけを作ろうと同チームが昨年から始めた企画。選手がジャージーを着用して働くことで従業員や利用客にチームと選手を覚えてもらい、地域一体となってディビジョン1を勝ち抜きたいとの思いも込める。

 8月3日に一日店員を務めたのは、小野木晃英選手と人羅奎太郎(ひとら けいたろう)選手。社員選手の小野木選手は駅で接客業務に当たっているが飲食店でのアルバイト経験はなく、人羅選手も飲食店勤務の経験は昨年の一日店員企画への参加のみ。2人は開店1時間前に店に入り、同店の岩本大輔さんからテーブルの配置やビールの注ぎ方などを教わった。

 今回の企画には、東大阪市内の飲食店6店が協力。同店を希望した理由について2人は、「鴻池は地元で利用したことがあるから」と小野木選手。人羅選手は「焼き鳥に興味があるから」と話した。2人は「ビールと気合いを注いでいきたい」と意気込みを見せていた。

 オープンと同時にファンや地元の常連客が来店し始め、2人の業務も始まった。最初は少し余裕もあったが19時ごろには満席になり、スタッフと連携しながら、ビールや料理を運んだりテーブルを片付けたりと、忙しい時間を過ごした。勤務を終えた小野木選手と人羅選手は岩本さんにジャージーと色紙を進呈。岩本さんからはアルバイト代を受け取った。

 体験を終えた2人は、「地元の店で貴重な体験をさせてもらい、すごく楽しかった。温かいお客さんばかりで、楽しく接客できた。今度は客として食べに来たい」と小野木選手。人羅選手は「すごく楽しくて、料理を運ぶたびに食べちゃいたいくらいおいしそうで、最後に振る舞ってもらった料理も全部おいしかった。店員の皆さんに優しくしてもらい、お客さんも楽しそうでよかった」と笑顔を見せた。

 同企画に協力した岩本さんは「初めてのアルバイトで緊張していたと思う。もう少し元気が欲しかったが、2人とも真面目だった。昨年来てもらった選手もそうだが、プロ選手だからといってえらそうにすることもなく、親しみやすくてよかった。ファンが楽しんでいるのを見るのが楽しいので、ぜひまたお願いしたい」と話す。

 次回以降の一日店員は、8月6日「Craftbeer Tavern(クラフトビア タヴァン)」(長堂2)=片岡涼亮選手、牛窪心希選手、同9日「うどん千代」(鴻池元町)=文裕徹選手、宮下大輝選手、同「串かつちとせ 八戸ノ里本店」=竹田宜純選手、同16日「中華そば九兵衛本店」(荒本北2)=横井隼選手、梅村柊羽選手、同19日「That's Pizza 布施店」(長堂1)=李城鏞選手、マヒナ・ネスタ選手。

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