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東大阪・旧河澄家で岡田三朗さん「切り絵展」 自然モチーフの作品並ぶ

岡田三朗さんの切り絵作品

岡田三朗さんの切り絵作品

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 企画展示「サブローさんの切り絵展」が現在、東大阪市指定文化財「旧河澄家」(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で開催されている。

花や葉をモチーフにした作品

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 世界で初めて折る刃式カッターを発明した「オルファ」創業兄弟の一人の岡田三朗さんの作品を集めた同展。岡田さんは大阪で生まれ、戦災に遭ってから幼少期を白浜で過ごした。白浜で海に触れ、自然の中で遊び、自然に育てられたことから、退職後は「天神崎の自然を大切にする会」「トンボと自然を考える会」での活動や、大阪自然環境保全協会が発行する情報誌「しぜんにタッチ」でイラストや漫画を担当するなど、自然保護活動をライフワークとしている。

 岡田さんは89歳になった現在も毎日カッターを握り、岡田さんが理事長を務める「おまけ文化の会」の工作のデザインをするなど、創作活動を続けている。ここ2、3年は自然をモチーフにした切り絵を創作しており、同展のために創作した作品と合わせ、同館でまとめて展示することになった。

 会場には、花や葉、魚、昆虫、鳥などをモチーフにした作品108点を展示。切り絵の台紙には、岡田さんが色を塗ったり色紙を切って貼ったりし、カラフルな作品が並ぶ。

 同館統括責任者の堀木昌彦さんは「夏休みなので普段の来館者とは違う層、違う地域の人にも見に来てもらい、ここにこんな古民家があると知ってもらいたい」と話す。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。8月20日まで。

 岡田さんを巡る展示では8月27日、「おまけ文化の会」と同会が運営支援するおもちゃの博物館「宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO」が、鳴きセミと昆虫・魚モビール工作、魚釣りゲーム(各先着100人)、「サブローさんのさかなデザイン絵画展」を商業施設「フレスポ東大阪」(稲田新町3)でも開催する。

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