ホテルウィングインターナショナルセレクト東大阪(東大阪市長田東2)が1月8日、東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」のコラボルームの販売を始めた。
同ホテルチェーンを運営するミナシア(東京都千代田区)は2017(平成29)年11月、「進化し続けるモノづくりのまちに寄り添う『産業アートホテル』」をコンセプトに同ホテルを開業。「モノづくりのまち」「ラグビーのまち」の魅力を感じられるデザインを客室や共用部、ホテル外観などに取り入れ、備品なども東大阪市内企業が製造した物を多く採用している。
同チェーンでは、ホテルのある地域との連携を強化し、地域の魅力を発信するため2021年9月から「おらが町プロジェクト」を始動。ホテルレストランでの地元食材利用やグルメフェア開催、地域厳選食材を使ったホテルオリジナル弁当「ヤドベン」の開発などを通じ地域の魅力を発信してきた。
東大阪市と同社は、市の魅力アピールや観光情報の発信、観光誘客に関することなどの連携を目的に、事業連携協定を締結し、「トライくん」コラボルームの製作を1年ほど前から企画してきた。同ホテルチェーンのキャラクターコラボルームは、ホテルウィングインターナショナル札幌すすきの(札幌市)の「ジンギスカンのジンくん」コラボルームに次いで2例目。
トライくんコラボルームは、ラグビーをテーマにしたラグビーフロアにあるツインルームの806号室を改装。「トライくんが目立つよう23体のトライくんをあしらい、ワクワクするようなデザインにした」という。壁紙にトライくんやラグビーボールのイラストをちりばめたほか、クッションカバーやベッドスロー、シャワーカーテン、カードキーなどをトライくん仕様にした。
1月12日にはトライくんも客室を訪れ、コラボルームを見学。同ホテルの松島剛支配人は「楽しく泊まっていただいて、一つでも多くの思い出になれば。要望があればトライくんのアメニティーやコラボグッズなども作っていきたい」と意欲を見せる。