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東大阪・瓢箪山におにぎり専門店「あたこのごはん。」 日替わりで15種販売

「あたこのごはん。」店主の寺田亜希子さん

「あたこのごはん。」店主の寺田亜希子さん

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 おにぎり専門店「あたこのごはん。」(東大阪市本町、TEL 080-1488-7948)が昨年12月27日、近鉄奈良線瓢箪山駅北側の瓢箪山中央商店街(通称サンロード瓢箪山)内にオープンした。

日替わりで15~16種類のおにぎりが並ぶ

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 店主の寺田亜希子さんは、海外旅行の企画や現地サービスの手配などを手がける仕事をしていたが、新型コロナウイルス感染症の影響により仕事がなくなり、「子どもが家にいるので自宅でできる仕事はないか」と、旅行やグルメの記事を書くウェブライターとして活動を始めたという。現在は、ウェブニュースや地方新聞「河内新聞」で八尾市の情報を中心に記事を執筆している。

 「夫婦そろって旅行関係の仕事をしていたので2人とも仕事がなくなり、ライターの仕事をしながら2人で弁当屋を営みたいと思っていた」と寺田さん。「高校時代、学校の近くにいろいろな種類のおにぎりが並んでいる楽しい店があったが、私は母が作る弁当があったため買うことができず、そのおにぎり屋さんに憧れていた。2人でいろいろな種類のおかずを作るのは大変だし、キッチンカーで握りたてのおにぎりを販売したいと考えるようになった」と話す。河内新聞社でその話をしたところ、「まずは商店街のフリースペースの軒先で販売してみては」と助言を受け、現在の場所でおにぎり専門店の営業を始めた。

 おにぎりは、60種ほどあるメニューの中から日替わりで15、16種類を販売。「米は冷めてもおいしいゆめぴりか、塩は、ごはんの甘みが感じられて相性のいい五島灘の海水塩を使っている。のりは、色も香りもいい有明海産のり」と寺田さん。「具材の天ぷらや焼き鮭(さけ)などは毎朝準備し、天むすのたれやタルタルソースなども手作り。高齢者が多いので味が濃くならないように抑え、素材の味が生きるよう工夫している。ツナは八尾のマグロ専門店から仕入れており、東大阪や八尾の食材ももっと使っていけたら。日本各地の食材を使って、おにぎりで日本一周しても面白いかも」と話す。

 メニューは、五島灘の塩(200円)、カリカリ梅大葉(250円)、焼き鮭(300円)、天むす(350円)、焼きそば(400円)、白身魚タルタル(450円)など。おにぎり3つと、当日販売するおにぎりの具材を詰め合わせた「日替わりおにぎり弁当」(450円)も用意する。企業やイベント向けなど、大量注文も受け付ける。

 オープンから間もないが、毎日購入する人などリピーターが多いという。寺田さんは「高齢の方や1人暮らしの方も多いので、話をして、食べてもらって、元気になってもらえたらうれしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~15時。休業日はインスタグラムと店頭で告知する。

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