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東大阪の工場で「製造業対抗ミニ四駆大会」開催へ 大会中にトロフィー製作も

ザ・クラフターズ会長の戸屋加代さん

ザ・クラフターズ会長の戸屋加代さん

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 金属加工を手がける「FACTAS(ファクタス)」(東大阪市若江東町2)の工場で10月12日、「第4回ザ・クラフターズカップ 製造業対抗ミニ四駆大会」が開かれる。

第3回開催時の様子

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 製造業の活性化や未来のものづくり人材の育成、共同受注などを目指し、昨年5月、8社の製造業で設立したものづくり集団「ザ・クラフターズ」が主催する同大会。ザ・クラフターズ会長でMACHICOCO(川俣本町)社長の戸屋加代さんは「どうしたら製造業の技術を見てもらうことができるかを話し合っていた時に、それぞれが持つ技術を生かして機体を作り、本気で挑むミニ四駆レースを開催すれば、各社が技術をアピールする場となり、子どもたちも製造業で働きたいと思ってくれるのではと昨年7月、第1回を開催した」と話す。

 同大会では、NHK Eテレ「すイエんサー」「天才てれびくん」など、テレビや映画の科学監修をする東京工業大学理学院物理学系助教の山崎詩郎さんが監修し、ザ・クラフターズのメンバーが製作したコースでレースを行う。各企業が自社の技術を一つ以上取り入れて改造したミニ四駆を持ち込み、タイムを競う。出場者にはブースを用意し、自社の技術をPRするプレゼンタイムを設け、競技タイム以外に、プレゼンテーション力や競技車のデザインなどについても賞を用意する。

 当日は、大会開催中にトロフィーを製作するため、間近で切削加工の現場を見ることができる。開会宣言と同時にボタンを押して作り始め、表彰式で完成したトロフィーを授与する。

 運営事務局では現在、出場者を募集している。製造業、ものづくりに携わる企業・学生32組。参加費は1台につき3,249円。自社技術で改造したミニ四駆の機体と、ミニ四駆をコントロールするための乾電池型IoT製品「MaBeee」1本が必要。出場者以外の展示協賛企業(1コマ3万円)や観戦者も募集する。当日は会場でミニ四駆作りのワークショップ(10時~12時)も開く。

 戸屋さんは「参加者同士で仕事が生まれたり、自社の機械を理解して機体を作り、技術をPRする場として社員教育に使っていたりする企業もある。面白くものづくりをしたい人、やる気と技術はあるがどう発信したらいいか分からない人たちに参加してもらえたら」と呼びかける。

 エントリー締め切りは9月30日。

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