東大阪・瓢箪山のイメージソング「ホップ・ステップ・瓢箪山!」が完成し3月5日、商店街「サンロード瓢箪山」(東大阪市本町ほか)のイベント「ひょうたクン誕生祭」でお披露目された。
兵庫県神崎郡出身でソロの弾き語りとして活動していた稲積帆波さん。ベースの松内功太さんと出会い、一緒に活動をしようとメンバーを募って昨年春から「稲積帆波」の名前で活動。昨年4月にアルバム「exclamation【25】」を発表し、5月からは5人でライブ活動をスタートした。
東大阪出身の松内さんがサンロード瓢箪山内の「なりひら寿司」(昭和町)で配達のアルバイトをしていた縁で、同商店街が「瓢箪山の曲を作ってもらいたい」とイメージソングの制作を依頼。「市外に住む稲積さんが初めて来たときに見た瓢箪山を曲にしてほしい」とリクエストし、稲積さんが作詞、松内さんが作曲を担当した。
兵庫県在住の稲積さんは「自分の住んでいる地域の商店街はこれほどにぎわっていないし、かといって三宮のような大きな商店街でもない。来れば来るほど楽しめる商店街」と初めて訪れたときの印象を話し、「遠くの人も来る商店街と聞いたので『歩く』をテーマにした。遠くから集まっておいで、ここから行っておいでという思いを込めた」と話す。
作曲した松内さんは、中学生のころは「地元をあまりよく思っていない時期があった」といい、「そんな人間が商店街のために曲を作るのは感慨深い」と話す。稲積さんから詞をもらい、「スキップしたくなるような楽しくなるような、跳ねたくなるようなイメージの曲。詞をもらって悩むことなくスムーズに作れた」と振り返る。同楽曲は昨年9月に制作を開始し、今月5日のイベントで初披露した。
「誰かに依頼され、人に聞いてもらうために作ったのは初めて。楽しかったのでこういう曲作りもいいなと思った。商店街で聞きながら歩いて楽しんでもらえたら」と稲積さん。
同商店街ではCDを作成し、商店街内で流す予定。枚数限定で無料配布もするという。