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東大阪・布施の「カフェあじろの樹」が2周年 人気店とコラボ、障害者就労訓練の場に

「カフェあじろの樹」店内

「カフェあじろの樹」店内

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 近鉄・布施駅近くの「カフェあじろの樹」(東大阪市足代新町、TEL 06-6785-0306)が6月2日、2周年を迎えた。

「ル・シュクレ クール」の厚切りバタートースト

 障害福祉サービス事業所などを市内で8カ所運営する社会福祉法人青山会(せいざんかい)が経営する同店。別々の場所にあった布施福祉作業所と第二布施福祉作業所を統合し、2014年に「とうふく布施」として現在の場所に移転。1階に障害者就労訓練を目的としたカフェを開いた。

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 同店のオープンにあたり、飲食業のCSR(=企業の社会的責任)啓発と障害者の豊かさや喜びを「食」でつなぐ活動をするNPO法人「essence(エッセンス)」(大阪市)がアドバイザーとして協力。メニュー開発や家具・食器のセレクトなどを担当し、店内には完全バリアフリーの車椅子用トイレを備え、テラス席を設け補助犬と一緒に利用できるようにした。料理やコーヒーを提供する器は、知的障害者授産施設「信楽青年寮」(甲賀市)で作る陶器を使っている。

 店舗面積は、カフェスペース約66.6平方メートル、ワークショップや食事会などに使われているワークカフェ(個室)約17平方メートル。カフェスペースにはテーブル席やカウンター席、ソファ席など24席を設け、個室は最大12席利用可能。大きな窓のある明るい店内で、店舗の回りに植える木々や向かいの足代公園など、緑に囲まれゆっくりとできる。個室は「お母さん向けのワークショップが多い」といい、ベビーマッサージやステンドグラスアート、子育て講座などの会場として使われている。

 メニューは、「焙煎香房シマノ」(狭山市)のスぺシャルティーコーヒー、ブーランジェリー「ル・シュクレ クール」(大阪市)のパンドミ、「ムジカティー」(芦屋市)の紅茶、「花の木牧場」(鹿児島)の豚肉など、人気店の素材を使う。

 モーニングメニューは、「ル・シュクレ クール」の厚切りバタートースト(250円)、同店のパンドミを使ったフレンチトーストajironokiスタイル(450円)、卵5個を使うふわふわ厚焼きたまごサンド(650円)などを用意。ランチタイムは、「特選ロースとんかつ200グラムと有機野菜のバーニャカウダ」(1,250円)、8種類の香辛料をブレンドした「ajironokiオリジナルカレー」(700円)など、カフェタイムは手作りシフォンケーキ(350円)や軽食などをそろえる。

 同店では現在、4人の施設利用者が社員らとともに働いている。「カフェがあることで地域とのつながりができ、ワークカフェを通じてさまざまな関係ができている。他の施設にはないこと」と、生活支援員で同店スタッフの鈴木友里絵さん。「久しぶりに来られたお客さまに『接客が良くなった』とほめられるなど、利用者が成長している様子を感じている」と話す。

 営業時間は、モーニング=9時30分~11時、ランチ=11時~16時、カフェ=14時~16時。日曜・祝日定休。

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