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東大阪のビーズ、「のり巻きみたい」な寝袋開発 丸めるだけで片付け完了

デザインは「うずしお」「まるた」「のりまき」の3種類

デザインは「うずしお」「まるた」「のりまき」の3種類

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 自社ブランド製品の企画開発・販売を手掛けるビーズ(東大阪市長田東1)が6月14日、同社アウトドア用品ブランド「DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア)」から、丸めるだけで片付けられる寝袋「くるくるシュラフ」を発売した。

先端の面ファスナーで留めれば片付け完了

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 ボーイスカウトの指導者として子どもたちとキャンプに行った同社商品企画部の緒方翼さん。上手に寝袋を畳むことができず泣いている子どもを見て、「誰でも畳める寝袋を作りたい」と考えたという。

 同社が調査を行ったところ、「収納袋に寝袋を戻せず不満を持っている人は子どもに限らずたくさんいる」ことが分かり、これまでは収納袋を大きくするなどで対応してきたが、それでは根本的な解決にならないことに気付いたという。「巻いた寝袋を押さえるという作業が大変なので、この作業をなくすために袋をなくしてしまえばいいのでは」と考え、新しい構造の寝袋の開発に着手した。

 同商品は、寝袋を縦半分に畳んで丸めていくと面ファスナーで留まるのが特徴。丸めたときに「のり巻き」「丸太」「渦潮」に見えるようなデザインとし、子どもたちが寝袋の収納自体を楽しめるよう配慮した。

 片付けの構造以外では、寝ている間に勝手に開かないようジッパーの先端部分にストッパーを付けたほか、胸元の辺りにスマホや眼鏡などを収納できるポケットを付けた。初心者や子どもがキャンプに行く時期を想定したスペックで、推奨使用温度は15度。広げれば掛け布団のように使うことができ、洗濯機での丸洗いも可能。

 「今後もキャンプやピクニック、野外フェスなど、さまざまなアウトドアシーンで楽しめる製品の展開を予定している。新しい機能を付加した製品やおしゃれでコストパフォーマンスの高い製品を届けたい」と緒方さん。

 デザインは3種類。価格は、大人用=4,968円、子ども用=4,104円。

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