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東大阪・瓢箪山にバーテンダーのいる総菜店 夜は総菜バーに

写真左から、彩乃さん、敬子さん、有輝さん

写真左から、彩乃さん、敬子さん、有輝さん

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 近鉄奈良線・瓢箪山駅近くに10月19日、創作料理総菜店「FILL INN(フィルイン)」(東大阪市昭和町、TEL 090-8149-2074)がオープンした。

約10種類の総菜を日替わりで販売

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 19年前に現在住む場所に家を建て、引っ越しをしてきた西田さん一家。新築する際に「いつか店をしよう」と別棟を建て、これまでは倉庫として使っていた。昨年7月に内装デザイナーと知り合い、店を始めようと決意。ホテルのバーでバーテンダーをしていた長女・彩乃さんがいるため「バーはできる」となったが、「バーだけでなく、ほかに何かできないか」と考え、昔からさまざまな国の料理を作ってアレンジしていたという母の敬子さんが「好きな料理をいっぱい作りたい」と、総菜店とバーを融合した店とした。

 料理は敬子さんが担当し、バータイムは仕事を終えて戻ってきた夫の裕彦さんも彩乃さんとともに店に立つ。本職がデザイナーという長男の有輝さんは、ロゴやメニューなどのデザインや広報を担当。家族4人で店を切り盛りする。

 約10坪の店内はアメリカンビンテージのドアや窓を取り入れたブルックリンスタイルとし、15席を設ける。近くに住む働く女性をメインターゲットに据え、「女性が気軽に入ってこられる明るい店にした」と敬子さん。

 店内には日替わりで、定番の煮物やご飯もの、スープ、サンドイッチ、スイーツなど約10種類の総菜が並ぶ。「牛すじを甘辛く炊いたものに手作りのホワイトソースをかけた牛すじグラタン(400円)が人気」と言い、バータイムにも提供。サンドイッチはマヨネーズを使わない「サケとシメジのクリームチーズサンド」(400円)、唐揚げのような「ベイクドレモンチキン」(1個40円)は、ハーブやスパイスを使って塩分を減らし、揚げずに焼いたものにするなど、「ヘルシーな料理を考えている」という。

 18時からのバータイムは店内で飲食が可能で、40代を中心に女性グループや仕事帰りの男性一人客などが利用しているという。料理は週替わりのおすすめメニューと酒のさかな、デザートなどがあり、アボカドのたたき(480円)や豚の角煮 酢豚風(580円)など約20種類。出来たての料理を提供する。客単価は2,000円前後。

 彩乃さんがいることからか「ビールの次にカクテルの注文が多い」といい、「おすすめで」と言われることも多い。焼酎好きの裕彦さんの好みで「高千穂は常圧、減圧、芋と飲み比べができる」。飲んだ帰りに翌日の弁当のおかずとして総菜や、手土産にスイーツを買う人も多いという。

 敬子さんは「『真面目にコツコツ手作りで』がコンセプト。何料理か分からんけど何食べてもおいしいって思ってもらえる店になれれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は、総菜販売=15時~23時、バータイム=18時~23時。火曜・隔週水曜定休。

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