近鉄奈良線・河内花園駅周辺の商店街で11月26日、各店が100円商品を販売する「花園・百円笑店街」が開かれた。
リオ2016パラリンピック競技大会アーチェリー日本代表の上山友裕選手
ラグビーW杯2019に向け商店街を盛り上げようと、今年から駅周辺の花園本町商店会、パザパはなぞの店舗会、花園商店会、河内花園飲食店会の4団体で活動する「花園地区商業団体連絡会」。花園本町商店街での同イベントの開催は12年目で、4団体合同では今年が2回目。
当日は朝から多くの人でにぎわい、特に野菜を販売する店や日用品販売のスーパーの前には人だかりができていた。11時からは花園高校マッパラム部を先頭に、野田義和東大阪市長や市議会議員、市のマスコットキャラクター「トライくん」、ジャパンラグビートップリーグ「近鉄ライナーズ」の選手らが花園本町商店街から河内花園駅前を練り歩き、パザパ花園の特設ステージに向かった。
オープニングイベントには野田市長が登壇し、「100円というのも手頃でいいが、笑店街の『笑』がいい。笑うことは元気のもと。ラグビー2019と2021年の関西ワールドマスターズゲームを成功させたら2025年の大阪万博が必ずやってくるので大きな夢を持って元気にしていきたい」とあいさつ。
ゲストで登場した、実家が花園商店街の酒販店というリオ2016パラリンピック競技大会アーチェリー日本代表の上山友裕選手は初出場のパラリンピックを振り返り、「人が入っているところで試合することがあまりないのでデビュー戦以来緊張した。競技生活は変わらないが、帰ってから地元の人に声を掛けられたり、講演をしたりするようになった」と話し、アーチェリーを始めたきっかけを聞かれると、「大学に入って美人の先輩にセンスがあると言われて舞い上がってしまった」と笑いを誘った。2020年東京パラリンピックについては「金メダルを取りたい。ただ取るだけではなく満点で。僕を応援する人で会場を満員にしたいので、4年後はぜひ東京に来てください」と集まった観客らに呼び掛けた。
近鉄ライナーズのフッカー・樫本敦選手とバックス・南藤辰馬選手は「花園にW杯がくるのはうれしいし、その舞台に立ちたい」「市全体でW杯を成功させるために応援してもらっているので選手の目線で頑張れることをやっていきたい」と意気込み、「ラグビーはいろいろな体型の人ができるスポーツ。ラグビー場に来ていただいて、迫力と歓声を体感してもらいたい」などと話していた。
各商店街では食品や日用品、雑貨などが店頭で販売されたほか、飲食店では100円メニューを提供。露店には子どもが群がるなど、にぎわいを見せた。