東大阪経済新聞の2016年PV（ページビュー）ランキング1位に輝いたのは、焦がしシュークリームの「ベイクドマジック」を展開するヤムヤムクリエイツの新工場と直売所開設を伝える記事だった。

　1位の「ベイクドマジック」は製造業の多い長田地区でひときわ目立つ存在で、在阪テレビ局の取材も多い。工場に併設する直売所「ベイクドマジック スイーツ・ラボ店」では、少し形が崩れたものなど訳あり品を半額で販売しており、オープン日には列ができた。

　ランキングは今年1月1日から12月19日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 焦がしシュークリーム「ベイクドマジック」運営会社、東大阪に新工場　直売店も（8/30）
2. 東大阪発「着る毛布　ダメ着」に新作　ユーザーの不満の声に対応（11/22）
3. 東大阪・高井田にカニ食べ放題「蟹奉行」　日替わりすしや天ぷらも食べ放題で提供（1/14）
4. 東大阪・石切の「すずや」に「にっかり青江」コラボメニュー　切られた灯籠も（9/7）
5. 東大阪・八戸ノ里にスニーカー店「KICKS EIGHT」　ジョーダン中心に海外限定品も（2/17）

6. 東大阪・石切神社前の「すずや」で「氷石切丸」　宇治抹茶と吉野のくず餅使用(5/26)
7. 近鉄・河内小阪駅高架下に「ボブバーグ」3号店　カフェ形態で朝食からディナーまで（4/6）
8. 東大阪・宝持にスターバックス新店　市内初のドライブスルー店（10/4）
9. 東大阪・高井田に肉食べ放題「肉奉行」　冬はカニ食べ放題の二毛作業態（6/10）
10. 東大阪・石切神社参道に「EARLY’S CAFE」　SNS上の架空店舗から開業（7/21）

　3位のカニ食べ放題「蟹奉行」と9位の肉食べ放題「肉奉行」は、夏は肉、冬はカニの二毛作業態の同じ店舗で同時にランクイン。7位には布施に1号店を持つハンバーグレストラン「ボブバーグ」の3号店、8位には「スターバックスコーヒー」の市内初のドライブスルー併設店、4位と6位は、昨年の同ランキングで1位を獲得したオンラインゲーム「刀剣乱舞」にちなんだ期間限定メニューの記事と、飲食関連の記事が上位を占めた。

　2位は、自社ブランド製品の企画開発・販売を手掛ける「ビーズ」の人型毛布「ニュータイプ 着る毛布 ダメ着」。「積極的に『だらけられる』着る毛布」として話題になり、シリーズ累計1万8000着以上を販売してきた商品の新作がランクインした。

　今年1月11日に閉幕した全国高校ラグビーフットボール大会では過去最多の入場者数を記録し、市内ではラグビー関連のイベントが増えるなど、ラグビーW杯2019年に向け機運が高まってきた。来年はラグビー場の改修やW杯組み合わせ抽選があり、さらに開催地として注目を集めるだろう。ラグビー場だけでなく、観戦客の受け入れに取り組む商店街や地域の動きにも注目していきたい。