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東大阪発「着る毛布 ダメ着」に新作 ユーザーの不満の声に対応

「ニュータイプ着る毛布 ダメ着」

「ニュータイプ着る毛布 ダメ着」

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 自社ブランド製品の企画開発・販売を手掛ける「ビーズ」(東大阪市長田東1)が11月10日、アイデアグッズブランド「BIBI LAB(ビビラボ)」から、人型の「着る毛布」の最新作「ニュータイプ着る毛布 ダメ着(ぎ)」の販売を始めた。

4モードに切り替えできる可変ミトン

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 2011年の東日本大震災発生後、電力不足の懸念から節電が広く呼び掛けられたが暖房を切れば寒く、「それならば楽しいから着てみたいと思わせるような暖かいルームウエアがあればいいのでは」と、2013年秋に「人型寝袋フリース」を開発。戦隊ヒーローのようなデザインを採用し、「暖房費削減で家計平和に貢献するエコヒーロー」のキャッチフレーズでプロモーションを展開。「積極的に『だらけられる』着る毛布」として話題になった。

 2014年には、「前が見えない」「作業がしにくい」といったユーザーの声を反映し、ジッパーで頭まで閉じた際に前が見えるようアイホールを付け、グローブは5本指にマイナーチェンジした。サイズはキッズからXLまで5種類を用意する。2015年秋には、「とにかく部屋でだらけるためのゆるパジャマ」と位置付け、男性用の「ダメ着」、2016年には女性用の「ダメ着ちゃん」を開発。さまざまな改良を重ね、これまでに1万8000着以上を販売してきた。

 広報担当の久堀悌子さんによると、同商品のアンケート調査で、ユーザーが着る毛布の動きにくさやサイズ感に不満を感じていることが分かり、最新作は必要に応じて顔や手足を出すことで室内での活動をよりアクティブに行えるよう、手、足、頭の3部位を重点的に改良したという。

 グローブは、すべて手を覆ったり、スマートフォンを操作できるよう親指のみ出せるようにしたりできる4モードへの切り替えが可能な「可変ミトン」にし、ヘッドギアはフードとマスクの形態で、顔までカバーしたり、マスクだけにしたりすることが可能。「前作より呼吸しやすくなった」という。

 お尻部分にはジッパーを付け、前作よりサイズを45センチに拡張してよりスムーズに脱ぐことなくトイレで用を足せるようにした「着たままトイレシステムver3.1」を採用する。

 サイズは、165センチまでのMサイズ、188センチまでのLサイズを用意。カラーは、ブラウン、ピンク、ネイビー、レッド、グリーンをそろえる。価格は7,992円。

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