東大阪市民美術センター(東大阪市吉田6、TEL 072-964-1313)で12月22日、「第2回子どもラグビー絵画公募展」が始まった。
全国高校ラグビー大会の開幕に合わせ企画した同展。市花園ラグビー場がラグビーW杯2019の会場の一つに選ばれたことから、「子どもたちに少しでもラグビーに関心を持ってもらいたい」と、市内在住・在学の児童を対象にした絵画公募展を昨年初開催した。
今年は、市内の小学校6校、7つの幼稚園、1つの保育園と個人から集まった273点の作品を展示。岩田幼稚園は「ラグビーボールがへ~んしん」をテーマにラグビーボールの形をした魚や家、街など、池島小学校はラグビー場、英田幼稚園は親子でラインアウトをする様子を描くなど、それぞれが決めたテーマに沿ったラグビー絵画が並ぶ。入り口近くには、金賞2点、銀賞3点、銅賞23点の作品を展示した。
金賞は、縄手幼稚園の高瀬未空ちゃんの「ラグビーたのしいな!」と、個人参加の三木京香ちゃんの「女のたたかい」が受賞。各賞を選考した学芸員の酒野晶子さんは「とにかく楽しそうな作品を選んだ。『ラグビーたのしいな!』は紙を貼ってボールを表現しており、『女のたたかい』は女子ラグビーの選手の表情がいい」と話し、昨年はラグビーボールやプレーしている姿を描いたものが多かったが、今年はラグビー場を描いたきれいな作品が印象的だったという。
「子どもたちには、絵を描くために映像を見たりラグビー場に来たりすることでラグビーに関心を持ってもらえたら。子どもらしい、独特のバランスで描かれている作品を楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開館時間は10時~17時。12月29日、31日~1月2日休館。入場無料。1月9日まで。