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東大阪市庁舎で「二十二人の匠」展 独自取材で「技と魂」を発信

22人の「匠」の写真パネルや製品が並ぶ会場

22人の「匠」の写真パネルや製品が並ぶ会場

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 東大阪市役所本庁舎22階市民ギャラリーで3月4日、ものづくりや伝統工芸の「匠」にスポットを当てた「第1回 二十二人の匠」展が始まった。主催は「東大阪22会」。

空き瓶を再生して作る河内風鈴

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 市街を見渡すことが出来る22階からの眺めと、そこから見える東大阪市の文化や歴史を次世代の市民に知ってもらおうと、さまざまな市民活動をするメンバーが集まり結成した「東大阪22会」。これまでに市内の歴史をテーマにしたパネル展や人工衛星「まいど1号」写真展、文楽人形展、河内木綿企画展などを開催し発信してきた。

 同展は、日頃は工場や工房の中で仕事をする職人の作品を広く見てもらおうと、昨年秋ごろから企画。メンバーで伝統産業や伝統工芸の「匠」22人を選び、地域コミュニティー誌「ふれあい東大阪」の編集委員も務める三谷真一さんが匠のもとを訪れ、取材・撮影・執筆した。

 紹介する人物は、立体切紙「キリッタイ」の大東守さん、河内風鈴工房の菅二彌(かんつぎひろ)さん、「文楽人形 雅舎」の菱田雅之さん、細穴放電加工「エストロラボ」の東山香子さん、銅合金鋳造「藤綱合金」の藤綱伸晴さんら。「パネルだけでは伝わりにくいのでは」と、製品や加工品なども展示し、開催期間中にも展示物を増やしていくという。

 「東大阪でこんなもん作ってたんかというものも多い。体験教室や工場見学をしている工房や企業も多いので、この展示が参加のきっかけになれば」と、22会メンバーのアドバンスの安川昭雄会長。「東大阪は連携の街で、みんなが高いレベルの技術を持ち次の工程を考えて仕事をしている。こだわりとこだわりが結びつくような、匠同士のコラボが生まれる場になればという狙いもある」という。

 同フロアのレストラン「スカイラウンジ22」では、毎年音楽イベント「こさかJAZZストリート」を開く「東大阪こさかJAZZ」のコラボライブ「22階のジャズライブ」を開催。5日は、ボーカルの飯田かな子さん、ギターの尾上貴春さんのステージがあり、満席となった店内で観客を魅了した。次回は3月12日、14時から開催。料金は1,000円(ワンドリンク、おつまみ付き)。申し込みは「東大阪こさかJAZZ」のホームページで受け付ける。

 展示の開催時間は10時~16時(最終日は15時まで)。入場無料。今月17日まで。

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