近畿大学(東大阪市小若江3)東大阪キャンパスで4月1日、2017年度入学式が開かれた。
同大学OBで音楽プロデューサーのつんく♂さんがプロデュースする入学式。「必ずしも全員が第一志望というわけではなく、その学生も含めて近大に入学してよかった、楽しい大学生活が送れそうだと感じてもらいたい」と、2014年度から入学式のプロデュースをつんく♂さんに依頼している。今年のテーマは「Connect With The World」。入学式には新入生約7500人が参加し、別会場では保護者約7500人が見守った。
開始前の会場ではスクリーンでカウントダウンが始まり、後方2階席からつんく♂さんが登場。同大学を卒業したフリーアナウンサーの義山望さん、2004年アテネ五輪、2012年ロンドン五輪に出場した寺川綾さん、FM COCOLOのDJ・マーキーさんが司会を務め、塩崎均学長が大学の取り組みを紹介し、「大学生活の中で一つの大きな夢を探してもらいたい。責任を持ってサポートする」と新入生を歓迎した。
その後は、在学生と新入生から選出された22人の「KINDAI GIRLS」が登場し、つんく♂さんが今年の入学式のために書き下ろしたオリジナル曲「人生 Take off!」を披露。つんく♂さんが作曲し、2017年バージョンにアレンジした「近大のテーマ」を吹奏楽部、応援部が披露した。
学部長の紹介や創設者・世耕弘一の紹介映像の後は、同大校友会名誉会長で経済産業大臣・ロシア経済分野協力担当大臣の世耕弘成さんが登壇し、「変わっていく近大をフル活用して、第4次産業革命をはじめとする変化に対応できる、たくましく渡っていける人間になってもらいたい」と激励した。
現在、海外に留学中の国際学部の学生との中継や、昨年も盛り上がりを見せた学部別入試合格倍率ランキングと続いた後には、サプライズゲストのクミコさんが登場。つんく♂さんのギター演奏で「うまれてきてくれてありがとう」を披露し、つんく♂さんは昨年同様、スクリーンを使って「人生は1回きり。そして、誰のものでもありません。だから思いっきり楽しんでください」などとメッセージを贈った。
フィナーレでは各クラブのユニホームをまとった在学生が多数ステージに上がり、紙ふぶきが舞う中、新入生が夢を書き込んだ紙飛行機を一斉に飛ばし、華々しく閉式した。