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東大阪・宮本順三記念館が展示リニューアル 「自然との共生」テーマに

昭和20~30年代のグリコのおまけの中から動物や植物のおもちゃを選んで展示

昭和20~30年代のグリコのおまけの中から動物や植物のおもちゃを選んで展示

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 近鉄奈良線・八戸ノ里駅前の宮本順三記念館「豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)で3月28日、自然との共生をテーマにした企画展が始まった。

「グリーン・パワー」に掲載した海外の人形や工芸品

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 1935(昭和10)年にグリコに入社し、広告課「おまけ係」として世界の玩具を参考におもちゃデザイナーとして活躍した宮本さん。同館には、宮本さんがデザインした約3000種のおもちゃの一部や、おもちゃ作りの参考にと海外で買い集めたおもちゃコレクションなどがあり、1年に1回、テーマを決め展示替えを行っている。

 同館を運営する「おまけ文化の会」理事長の岡田三朗さんと兄弟が創業し、岡田さんが現在、相談役を務める折り刃式カッター「オルファ」(大阪市)では毎月、森林文化協会が発行する機関誌「グリーン・パワー」に1ページの広告を出稿。広告面で同館が所蔵する世界の民族玩具や郷土玩具を1点紹介しており、最新号で連載が204回目を迎えた。

 同館では来年の開館20周年に向け、同誌で紹介した玩具をまとめた図録を作成しようと取り組んでおり、今回の企画展では「自然との共生」をテーマに、同誌に掲載した玩具を中心に展示する。

 入り口近くの展示ケースでは、昭和20~30年代のグリコのおまけの中から動物や植物のおもちゃを選び、木の装飾の周りに展示。中央のケースなどには、同誌に掲載したオランダやメキシコ、ペルーなどの人形や工芸品を飾る。奥には、岡田さんが講師となり1カ月に2回開催する工作教室「創作アトリエ 遊房」で、木っ端を使い子どもたちが製作した作品を展示する。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。4月8日・23日・29日臨時休館。入館料は、大人=500円、高校・大学生=300円、4歳~中学生=200円。

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